本気で集客を考えるホームページ制作会社
株式会社NorthWing制作部の林です。
- ホームページ制作にあたり知っておくべき用語は?
- ホームページ制作の専門用語を図解で知りたい
- ホームページ制作の用語をまとめて知りたい
と疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事を書きました。
本記事にホームページ制作で必ず押さえておくべき専門用語を完全網羅しました。
この記事を執筆してる私はホームページ制作歴1年の現役エンジニアです。
これまでに累計30件以上のホームページ制作案件に携わってきました。
ホームページ制作を進めていくうえで必要な専門用語を完璧に理解しています。
本記事では、そんな私がホームページ制作に必要な用語を制作フェーズごとに図解付きで初心者の方でも分かるように丁寧に解説します。
本記事を最後まで読み終えれば、ホームページ制作の専門用語は完全にマスターできます。
ぜひ本記事をホームページ制作用語一覧集として辞書代わりに末長く活用してもらえると嬉しいです。
ホームページ制作を検討中の方はぜひ最後まで読んでみてください。
ホームページ制作の前に用語を覚えておくべき理由
ホームページ制作を進めるうえで、必ず専門用語の理解が必要になるからです。
例えば、ホームページをプロの制作会社に依頼するとしても、やり取りする際には必ず専門用語が登場します。
- ドメインをご準備ください
- サーバーのログイン情報を教えてください
- テスト環境でご確認ください
こんな感じで制作会社から言われます。
その度に「えぇ、どういう意味ですか?」と聞き直してたら、相当なタイムロスになりますよね?
ホームページ用語が理解できていないと、制作会社の担当者とまともに会話できないので、制作工数が何倍にも膨れ上がります。
「でも、ホームページってプロの制作会社に丸投げすれば、勝手に出来上がるものなんじゃないの?」って思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
- 制作会社に提供する情報や素材の準備
- 制作会社が制作したデザインやサイトの確認
など、実は依頼者側にも制作にかかる工数は発生します。
ゆえに、ホームページ制作に臨むうえで専門用語の理解は必要不可欠なのです。
ホームページ用語一覧【企画フェーズ】
まずは企画フェーズに関するホームページ用語一覧について紹介します。
ホームページと一口に言っても、たくさんの種類があります。
どんなホームページを作るかは、目的によって変わります。
ぜひこの機会に頭に入れておいてください。
- コーポレートサイト
- ランディングページ(LP)
- 採用サイト
- ECサイト
- オウンドメディア
- サービスサイト
- プロモーションサイト
- ブランドサイト
- ポータルサイト
- サテライトサイト
1:コーポレートサイト
コーポレートサイトとは、自社を紹介するためのホームページです。
- 見込み客
- 新規取引先
- 既存取引先
- 求職者
- 投資家
などに会社やサービスを知ってもらうのが主な目的です。
コーポレートサイトは起業するタイミングで名刺代わりに制作する企業が多いです。
まだホームページを持ってない場合は、まずはコーポレートサイトから検討しましょう。
2:ランディングページ(LP)
ランディングページは通称LPと呼ばれ、Landing Pageの頭文字を取った略称です。
LPには2つの意味があります。
①ホームページに訪れた人が最初にアクセスしたページ
②特定の商品やサービスの販売や申し込みを目的とした縦に長い単体のページ
一般的には②の意味で使われており、インターネット広告をクリックした時の遷移先に使われるケースが多いです。
3:採用サイト
採用サイトとは、企業が求職者に向けて情報を発信し、採用活動を行うためのホームページです。
コーポレートサイトに採用ページを載せる場合もありますが、採用サイトは採用のみに特化しています。
企業の特色や職場の環境を明確に伝えることで、求職者が自分に適した会社を見つけやすくなります。
逆に企業側としては、企業理念や求める人物像などを明確に謳うことで、ミスマッチを防止する役割もあります。
4:ECサイト
ECサイトは、インターネット上で商品やサービスを販売するホームページです。
「Electronic Commerce」を略した表現で、「電子商取引」の意味を持ちます。
ECサイトはネットショップとも呼びますが、主に以下のような機能があります。
- 決済
- 会員登録
- ショッピングカート
例えば、楽天市場やAmazonなどが代表的なECサイトです。
オンラインで商品やサービスを販売したい場合はECサイトを検討しましょう。
5:オウンドメディア
オウンドメディアとは、企業が自ら所有するメディアです。
一般的には自社ブログを指すケースが多いです。
- SNS
- ブログ
- メールニュース
お金をかけずに集客や知名度UPに繋げることができるのが特徴です。
6:サービスサイト
サービスサイトは、自社のサービスや商品の情報を発信するためのホームページです。
自社のサービスが企業のブランドイメージと異なる場合に、独立したサービスサイトとして運用されるケースが多いです。
目的は商品の認知拡大や売上の増加。
サービスサイトはブランドの信頼性や認知度を高めるため、企業にとって重要な役割を担います。
7:プロモーションサイト
プロモーションサイトとは、サービスの認定拡大や売上増加を目的としたホームページです。
新商品やアップデートした既存商品、キャンペーン告知などで使用します。
ランディングページ(LP)やサービスサイトも同じく販売促進が目的ですが、プロモーションサイトは特に新しい商品やサービスを販売する時に使用されるケースが多いです。
8:ブランドサイト
ブランドサイトは、企業や商品のブランドイメージを普及させるためのホームページです。
主な目的は、サイトに訪れた人にブランドイメージを伝えること。
例えば、Appleの公式ホームページを見ると、Appleの世界観が伝わってきますよね。
もちろん購入を促す役割もあるため、ブランドサイトからECサイトに誘導するケースも多いです。
9:ポータルサイト
ポータルサイトとは、インターネットを利用する際の窓口となるホームページです。
ポータルとは入り口という意味です。
インターネットにアクセスするために、様々なコンテンツを保有する巨大なサイトをポータルサイトと呼びます。
代表的なポータルサイトとして、GoogleやYahoo!などが挙げられます。
Googleは検索に特化したポータルサイト、Yahoo!はニュースや天気予報などの様々なコンテンツを掲載したポータルサイトとなります。
その他にも天気やニュース、特定の業界や地域に特化したポータルサイトもあります。
10:サテライトサイト
サテライトサイトとは、メインサイトの評価を上げるためのサブサイトです。
サブサイトにメインサイトのリンクを掲載し、メインサイトの検索順位を上げることが主な狙いです。
しかし、昨今では中身の薄いサイトからリンクをもらっても、逆にGoogleから低評価を受けます。
サテライトサイトを運用する場合は、質の高いサイト運営が求められます。
ホームページ用語一覧【準備フェーズ】
次は準備フェーズに関するホームページ用語一覧ついて紹介します。
ホームページ作りをしていく上で、土台づくりのフェーズになります。
今後のランニングコストや運用管理の仕方に大きく関わります。
ここで取り扱う主要な用語について理解しておきましょう。
- サーバー
- ドメイン
- SSL
- ブラウザ
- CMS
- WordPress
- HTML
- CSS
- コーディング
- FTP
1:サーバー
サーバーとは、インターネットにおいてはホームページのデータを入れておくスペースです。
例えば、ホームページがお店の場合、サーバーは土地になります。
サーバーの利用方法には自社サーバーとレンタルサーバーの2つがあります。
自社サーバーは、サーバーを社内に設置して運用する方法です。
レンタルサーバーは、サーバー会社からサーバーを借りて月額料金で運用する方法になります。
自社サーバーは費用が高額のため、一般的にはレンタルサーバーを利用します。
2:ドメイン
ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。
ホームページURLの一部であり、一つとして同じものは存在しません。
ドメインには、
- 「.com」
- 「.jp」
- 「.net」
など様々な種類が存在します。
ドメインの変更には、新しいドメインの購入やサイトの引越し作業など手間や費用がかかるため注意しましょう。
3:SSL
SSLは、サーバーとパソコン間の通信を安全に行うことができるようになる仕組みです。
SSLは「Secure Socket Layer(セキュア ソケット レイヤー)」の略称になります。
設定後、始まるアドレスが「http://~」から「https://~」に接続が変更されます。
SSLの設定は安全なホームページ運用のためマストで行いましょう。
4:ブラウザ
ブラウザとは、インターネット上のウェブサイトを閲覧しているソフトウェアです。
パソコンやスマホには既に入っており、ほとんどの人がブラウザを通してインターネットを閲覧してます。
あなたが見ているこのページもブラウザを介して表示されているはずです。
- 「Safari」
- 「Microsoft edge」
- 「Google Chrome」
が代表的なブラウザですが、最近ではGoogle Chromeが一番人気です。
5:CMS
CMSとは、専門知識がなくてもホームページの作成ができるソフトウェアです。
「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称になります。
有名なCMSとして「WordPress(ワードプレス)」が挙げられます。
CMSの特徴は以下の通りです。
- お問い合わせを設置できる
- テキストや画像の編集や管理ができる
- 「ブログ」や「お知らせ」など記事の更新機能が使える
高度なことを求めなければ、CMSについて学習すればホームページの作成が可能です。
6:WordPress
WordPress(ワードプレス)とは、世界で最も使われているCMSの一つです。
ワードプレスの人気の理由は、以下の通りです。
- 基本的に無料
- 初心者でも更新が簡単
- 機能を拡張するプラグインが豊富
- 検索すればワードプレスの情報が多い
注意点として、ワードプレスを利用する場合はMySQLのデータベースが利用可能なレンタルサーバーが必要です。
CMSを利用する場合は、まずワードプレスから検討しましょう。
7:HTML
HTMLとは、ホームページを作る際に使用するマークアップ言語です。
「Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)」の略称になります。
タグという目印を囲むことで、文字や画像をコンピュータが認識できるようになります。
具体的には、以下のようなタグがあります。
- <p>:段落
- <img>:画像
- <h1>:見出し
- <ul>:リスト
HTMLは、ホームページを開いた状態で右クリックメニューを開き、「ページのソースを表示」をクリックすれば確認できます。
「HTML=ブラウザに文字や画像を表示させること」くらいの認識でOKです。
8:CSS
CSSとは、ホームページの見た目を整えるためのマークアップ言語です。
「Cascading Style Sheets(カスケーディング スタイル シート)」の略称になります。
具体的には、以下のようなことができます。
- 文字の大きさや種類を変える
- 画像の大きさや形を変える
- アニメーションをつける
- 背景や文字の色を変える
- 余白を作る
- 線を引く
多くの場合、HTMLとCSSはセットで利用されてます。
9:コーディング
コーディングとは、プログラミング言語を使ってソースコードを書く作業です。
簡単に説明すると、ホームページをブラウザ上で観れるようにHTMLやCSSといった言語を書く作業になります。
多くの場合、このコーディング作業は「Webコーダー」という専門職が担当します。
コーディングはホームページを完成させる上で重要な作業なので、覚えておきましょう。
10:FTP
FTPとはパソコンとサーバー間でファイルを転送するための通信規格です。
FTPは「File Transfer Protocol(ファイル・トランスファー・プロトコル)」の略称になります。
WEBサイトを公開する際、画像やHTMLファイル、CSSファイルなどをサーバーに転送する必要があります。
FTPは様々なソフトがありますが、フリーソフトの「FileZilla(ファイルジラ)」が多くの方に利用されてます。
CMSの場合はブラウザ上で編集を行えるため、FTPなしでホームページ制作や更新が可能です。
ホームページ用語一覧【制作フェーズ】
ここから制作フェーズに関するホームページの用語一覧について紹介します。
ホームページのレイアウトや構成に関する用語になります。
ホームページ作成を家づくりに例えるなら、間取りを設計して外観を決めるフェーズです。
理想のホームページを作るため、以下の用語についても覚えていきましょう。
- シングルカラム
- マルチカラム
- ワイヤーフレーム
- デザインカンプ
- レスポンシブデザイン
- ロゴ
- ファビコン
- トンマナ
- サムネイル
- トップページ
- 下層ページ
- ファーストビュー
- メインビジュアル
- ナビゲーション
- ハンバーガーメニュー
- パンくずリスト
- ヘッダー
- フッター
- コンテンツ
- サイトマップ
- タイトル
- ディスクリプション
- プライバシーポリシー
- ユーザビリティ
- キャッシュ
- リンク
- ローカル環境
- テスト環境
- 本番環境
1:シングルカラム
シングルカラムは縦一列にコンテンツが配置されたホームページデザインです。
シンプルで情報整理がしやすく、スムーズにコンテンツを観れることが特徴です。
例えば、LPに利用されることが多い印象です。
シングルカラムは端末による表示の違いが少ないのも魅力の一つでしょう。
2:マルチカラム
マルチカラムは、複数の列に分割して配置するレイアウトです。
マルチカラムは、複雑な情報や多様なコンテンツを整理するのに適しています。
例えば、片側にメニューや関連記事のリンク、メインエリアにコンテンツを設置するレイアウトが一般的です。
多くの場合、「ECサイト」や「コーポレートサイト」など情報量の多いサイトに利用します。
3:ワイヤーフレーム
ワイヤーフレームとは、デザインに利用される初期段階のシンプルな図面です。
ワイヤーフレームは、作成するホームページ全体の構想を把握する目的があります。
把握することで、関係者間の共通認識を理解して作業を円滑に進めることができます。
デザインに入る前に、ワイヤーフレームを作成することは重要な工程です。
4:デザインカンプ
デザインカンプは、ワイヤーフレームをベースに具体的なデザインを表現した設計図です。
テキストや画像など、ブラウザ上で実際に表示させる内容をそのままデザインに落とし込みます。
デザインカンプをクライアントに共有することで、認識の相違をなくすことが目的です。
デザインカンプ作成に利用するツールは、以下の通りです。
- figma
- adobeXD
- Illustrator
- Photoshop
このデザインカンプを元に、Webコーダーがコーディング作業をします。
5:レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、端末の画面幅に合わせてホームページのレイアウトを最適化させたデザインです。
- パソコン
- タブレット
- スマートフォン(スマホ)
など、画面幅が異なる端末に合わせてレイアウトを調整します。
近年では、Googleがスマホサイトを評価の主軸にしてインデックスする旨を発表しています。
スマホの利用者が大半なので、レスポンシブデザインの対応は欠かせないでしょう。
6:ロゴ
ロゴとは、企業の理念や商品に対する想いを象徴するいわばシンボルマークです。
主に、企業やサービスのブランドイメージを作り出すことが目的となります。
例えば「Twitter」や「Apple」など、ロゴを見ただけで、どのようなサービスを提供しているのか連想できます。
ホームページにおけるロゴは、ヘッダーに配置することが一般的です。
ロゴは、ホームページのデザインや企業イメージに重要な役割があるといえます。
7:ファビコン
ファビコンとは、ブラウザのタブやブックマークに表示される小さなアイコンです。
ファビコンは「Favorites icon(お気に入りアイコン)」の略称になります。
複数のタブを開いていても、どのホームページなのかわかるようにするのが目的になります。
一般的に、ホームページのロゴなど商品や企業イメージをシンボルとしたデザインを利用します。
8:トンマナ
トンマナは、デザインや文章表現など一貫性を保つためのルールです。
トンマナとはトーン&マナーの略称になります。
トーンは色調を意味しており、マナーは様式といった意味を表す言葉です。
企業のイメージに合わせた文章やデザインを統一させることで、ブランドの価値を明確に伝えることができます。
9:サムネイル
サムネイルとは、画像や動画の縮小されたプレビュー表示です。
サムネイルを表示することで、コンテンツの内容を一目見て把握しやすくなります。
具体的には、Youtubeで動画を検索すると、動画一覧のサムネイルが表示されます。
ホームページでは、ブログ一覧やお知らせ一覧などに使われることが多いです。
10:トップページ
トップページとは、ホームページ階層の最も上に位置するページです。
ホームページの「顔」や「玄関」になるページになります。
一般的には、サイトの全体的な内容や目的についての情報が掲載されます。
企業のトップページでは、
- 会社の概要
- 最新のお知らせ
- 製品やサービスの紹介
- 他の主要なページへのリンク先
などの情報が提供されている場合が多いです。
訪問者が一番見るページなので、デザインや内容が非常に重要とされています。
11:下層ページ
下層ページとは、トップページよりも下の階層にあるホームページです。
特定の情報に焦点を当てて、訪問者に濃い情報を提供するのが目的になります。
下層ページを使ってコンテンツをカテゴリーごとに整理することで、訪問者が迷わず目的の情報まで辿り付けるメリットがあります。
コーポレートサイトなどでよく使われる下層ページは以下の通りです。
- 会社概要
- お知らせ
- お問い合わせ
- サービス内容
下層ページを適切に作ることで、使いやすいサイト運用を目指しましょう。
12:ファーストビュー
ファーストビューとは、ホームページを開いた際、最初に表示される上部分です。
サイトを訪れた人の第一印象を決める重要な部分になります。
ファーストビューは
- ヘッダー
- キャッチコピー
- ナビゲーション
- メインビジュアル
- CTAボタン(お問い合わせボタンなど)
などの要素や構成が含まれていることが多いです。
ファーストビューのデザインや内容は、訪れた人がサイト全体の内容や目的を迅速に理解できるように作成しましょう。
13:メインビジュアル
メインビジュアルとは、ホームページを開いた際、最初に表示される上部分の画像や動画です。
「キービジュアル」とも呼びますが、ホームページのイメージや価値を印象付けるために重要な要素となります。
画像や動画に加えて、キャッチフレーズやスローガンを一緒に表示させることも多いです。
メインビジュアルを作り込むことで、ホームページ訪問者に探索や行動を促すことができるでしょう。
14:ナビゲーション
ナビゲーションとは、ホームページ上で目的のページを探すための案内リンクです。
レイアウトにもよりますが、多くの場合はヘッダーやフッターに設置します。
全てのページに共通して設置されたナビゲーションは「グローバルナビゲーション」ともいいます。
ナビゲーションを設置することで、サイト全体のコンテンツ構成がわかりやすくなるでしょう。
15:ハンバーガーメニュー
ハンバーガーメニューとは、3本の横線で表現されているアイコンです。
アイコンをクリックすることで、格納しているテキストやリンクを表示させることができます。
多くの場合、メニューボタンとしてナビゲーションメニューやコンテンツのカテゴリーなどを格納するのに利用されます。
特に、スマートフォンやタブレットなどは画面幅の問題でスペースが限られているため、ハンバーガーメニューを使用することが多いです。
16:パンくずリスト
パンくずリストとは、どこの階層にいるのか現在地を教えてくれる標識です。
ドイツの民話「ヘンゼルとグレーテル」で森の中にパンくずを撒きながら進むエピソードにちなんでます。
具体的には、「トップページ>ブログ一覧>ブログ01」のように左から階層順に表示されます。
各項目はリンクとして機能するので、例えば「トップページ」をクリックすることでトップページに飛ぶことも可能です。
パンくずリストの設置は訪問者にとって利用しやすいだけでなく、検索順位の評価にもつながります。
17:ヘッダー
ヘッダーとは、ホームページの上部に位置する領域です。
サイト全体を通して一貫して表示される部分になります。
多くの場合、以下の情報を含むことが多いです。
- ロゴ
- 検索バー
- 電話番号
- メールアドレス
- ナビゲーションメニュー
- CTAボタン(お問い合わせボタンなど)
ヘッダーは第一印象を決める役割がある他、サイトの案内役としても重要になります。
18:フッター
フッターとは、ホームページの一番下に位置する部分です。
ヘッダーと同じく、サイト全体を通して一貫して表示される部分になります。
具体的には、以下のような情報を掲載します。
- ロゴ
- 会社概要
- SNSリンク
- コピーライト
- サイトマップリンク
- プライバシーポリシー
- ナビゲーションメニュー
フッターの情報は、サイトの目的に合わせて取捨選択して表示することが多いです。
ヘッダーでは伝えきれない情報を載せるなど、ホームページのバランス調整に利用できます。
19:コンテンツ
ホームページにおけるコンテンツとは、そのページが提供する情報内容です。
具体的には、
- 画像
- 動画
- テキスト
などを指しますが、ホームページ作りには、このコンテンツの質が重要視されます。
ホームページのコンテンツの質が重要視される背景として、Googleの理念である「ユーザーファースト」の考え方も影響しています。
より質の高いコンテンツを提供することにより、ユーザーのホームページの滞在時間が延び、それが検索順位の向上に繋がることが多いです。
20:サイトマップ
サイトマップとは、ホームページ上の全てのページを一覧にしたです。
サイトマップは大きく分けて2つの種類があります。
1つ目はXMLサイトマップで、検索エンジンに向けて作成されます。
検索エンジンが全ページを把握しやすくなり、検索順位に影響を与えます。
2つ目はHTMLサイトマップで、主にホームページの訪問者向けに作成するページです。
全ページへのリンクを一覧にして、訪問者がサイト内の情報を探しやすくします。
サイトマップは、ホームページ内の情報を探しやすくするだけでなく、検索順位にも影響を与えるため重要な要素です。
21:タイトル
ホームページにおいて、タイトルとは検索結果やブラウザのタブに表示される見出しです。
タイトルは、ページの内容の理解に役立つだけでなく、検索順位にも大きな影響を与えます。
タイトルとページ内の情報がズレていた場合、狙ったキーワードで上位表示を狙うことは難しいです。
検索する人が、ページの内容を想像できるようなタイトルをつけるといいでしょう。
22:ディスクリプション
ディスクリプションとは、検索結果のタイトル下に表示されるホームページの概要文です。
他にも、検索エンジンに対してページの内容を伝える役割があります。
ただし、ディスクリプションは検索順位に影響を与えるわけではないというのが一般的です。
かといって、検索する人のクリックを促すために必要な判断材料になりますので、適切に作成しましょう。
23:プライバシーポリシー
ホームページにおけるプライバシーポリシーとは、訪問者の個人情報をどのように取り扱うかをまとめた説明文です。
このプライバシーポリシーが必要な理由は大きく分けて2つです。
1つ目が、個人情報保護法においてプライバシーポリシーの作成が義務付けられているからです。
2つ目が、訪問者が安心してホームページを閲覧することができるからです。
個人情報について具体的な例を出すと、お問い合わせフォームを利用した際のお名前や住所、メールアドレスの利用方法などが挙げられます。
プライバシーポリシーの作成も重要ですが、情報の取り扱いにも気を配りましょう。
24:ユーザビリティ
ユーザビリティとは、ホームページを快適に利用できるかどうかの指標です。
ホームページのコンテンツにこだわるだけではいけません。
- 操作がやりにくい
- ページの読み込み速度が遅い
- 情報がどこにあるのかわからない
- 文章の文字の大きさが小さく、行間が詰まっていて読みにくい
など、ホームページを快適に利用できなければ離脱されてしまいます。
つまり、ユーザビリティを意識したホームページ作りは最優先に考えることが重要です。
25:キャッシュ
キャッシュとは、閲覧したホームページのデータや情報を一時的にスマホやパソコンなどの端末に保存する仕組みです。
よくアクセスするホームページのデータを一時的に保持することで、ページの読み込み速度を向上させます。
このキャッシュが残っていることにより、作成したホームページのCSS修正をWebコーダーが行っても確認できない場合があります。
例えば、文章の一部を黒から赤い文字に修正をしたとしても、使用しているパソコンにキャッシュが残っていた場合は黒い文字のままになるということです。
その場合、キャッシュをリセット状態で確認できるシークレットブラウザなどで確認する必要があります。
26:リンク
リンクとは、画像や文章をクリックすることで、別のページへ飛ぶことです。
ページ同士を相互に結びつけて、情報の探索を簡単にすることが目的になります。
一般的には、他のテキストとは異なる色や下線で表示されてクリック可能なことがわかります。
よく使われる言葉なので、頭に入れておきましょう。
27:ローカル環境
ローカル環境とは、PCの中にホームページを作るための開発環境を作ることです。
WordPress用のローカル環境なら「Local by Flywheel」があります。
HTMLやCSSは「Visual Studio Code」などのエディターでローカル環境を作ります。
どちらも無料で提供されているので、スペックを満たしたパソコンがあれば誰でもローカル環境を作ることが可能です。
28:テスト環境
テスト環境とは、ローカル環境で作ったホームページをサーバーにアップロードして正しく表示されているか確認する環境です。
不具合やエラーチェックの確認はもちろんのこと、機能の追加や変更を行う際に、まずはテスト環境で行うことでリスクを下げられます。
URLを知っていれば誰でも確認できてしまうため、Basic認証などのアクセス制限をかけて行なうのが一般的です。
テスト環境で一通りの不具合チェックをして本番環境にアップロードします。
29:本番環境
本番環境とは、正式に公開するためのサーバーとドメインを指します。
ここにホームページをアップロードすることを「本番公開」ともいいます。
ホームページの公開は、以下の段階を経て行われます。
- ローカル環境
- テスト環境
- 本番環境
この流れの中で、本番環境は最後の行程となります。
基本的に、不具合等が発生した場合はまずテスト環境で確認と修正を行い、本番環境に移行することが安全です。
本番環境に公開後、分析や集客をして目標達成に向けて運用していきましょう。
ホームページ用語一覧【分析フェーズ】
いよいよ分析ツールと分析に関する用語について紹介します。
「ホームページを作ったら終わり」と思っていませんか?
それは大きな間違いです。
ホームページ開設後は目標達成のため、分析や集客を行っていく必要があります。
分析ツールに関する重要な用語が数多くあるので、覚えておきましょう。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- アクセス解析
- キーワード
- 検索クエリ
- クローラー
- インデックス
- PV(ページビュー)
- セッション
- 直帰率
- 離脱率
- 参照元
- コンバージョン
- IPアドレス
1:Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。
アナリティクスに登録したホームページの訪問者情報を様々な角度から調べることができます。
無料で利用できるこのツールですが、以下のような点を分析します。
- どこから訪れたのか?
- 何のページを見ているのか?
- どのデバイスを使用しているのか?
- どの地域からアクセスしているのか?
- どれくらいの時間サイトを閲覧しているのか?
ここで紹介したのは、その主要な機能の一部だけです。
Googleアナリティクスを用いてアクセス解析をすることで、ホームページを改善する際、参考にすることができます。
2:Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールとは、Googleが無料で提供してるインターネット検索の分析ツールです。
検索順位の推移や検索キーワード、サイトが抱えている問題などの確認ができます。
他にも、自身のホームページを検索エンジンに登録申請や更新情報を送信することが可能です。
検索結果に反映されていない場合は、Googleサーチコンソールから登録申請をしてみましょう。
3:アクセス解析
アクセス解析とは、ホームページに訪れた人や行動を収集して分析することです。
この分析を通じて、ホームページの使われ方やどのページで離れてしまうかなどの情報を把握できます。
アクセス解析できる代表的なツールとして、「Googleアナリティクス」があります。
アクセス解析を行うことで、ホームページの問題点や改善すべき箇所を特定し、効果的な対策を立てていきましょう。
4:キーワード
キーワードとは、ホームページの内容を表す言葉やフレーズを指します。
検索エンジンで検索する際、関連性の高いキーワードを持つホームページは検索順位の上位に表示される可能性があります。
分析方法では、「Googleトレンド」などのツールを用いて、キーワードの検索回数やボリュームを把握することできます。
適切なキーワードを選ぶことは、よりニーズに合った訪問者を増やすことが見込めるため重要な役割があるといえます。
5:検索クエリ
検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで実際に入力した言葉の組み合わせです。
このクエリをもとに、検索エンジンは関連するホームページを表示します。
検索クエリの分析ツールとして、「Googleサーチコンソール」があります。
これを使用すると、どの検索クエリでホームページに訪れて、実際にどれだけの訪問者がそのクエリをクリックしたかを確認できます。
どのキーワードが需要が高いのか知ることで、サイト全体の最適化の手掛かりとなるでしょう。
6:クローラー
クローラーとは、インターネットを巡回してホームページの情報を収集するロボットのことです。
クローラーが収集した情報は検索エンジンにインデックスされ、検索結果の順位を決める一つの要因となります。
「ホームページがなかなか検索結果に表示されない…」と思った方は、まだクローラーがページを見つけていないのかもしれません。
その際、Googleサーチコンソールを使ってサイトの情報を提供して、クローラーに見つけてもらうよう促しましょう。
7:インデックス
インデックスとは、検索エンジンのクローラーがホームページを巡回し、収集したページの情報をデータベースに登録することです。
つまり、検索エンジンの検索結果にホームページが表示されるためにはインデックスしなければいけません。
インデックスの状況を確認するツールとして「Googleサーチコンソール」があります。
8:PV(ページビュー)
PV(ページビュー)とは、ホームページが閲覧された回数(P V数)です。
例えば、訪問者がホームページにアクセスして、異なるページを3つ見た場合は3ページビューとしてカウントされます。
PVは、ホームページの人気やコンテンツの関心度を把握するための基本的な指標の1つとなります。
PV数は、無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」で確認するのが一般的です。
9:セッション
セッションとは、ホームページの訪問回数や活動を指します。
具体的には、ホームページに訪れた人がアクセスしてから一定の時間(通常30分)活動を続ける間のことを指し、その間のページの閲覧や行動などが1つのセッションとしてカウントされます。
例えば、訪問者がサイトにアクセスして3ページを見て、25分後にサイトを離れた場合、それは1セッションとしてカウントされます。
30分過ぎた後に再度サイトを訪れた場合、新しいセッションが開始されます。
セッションは「Googleアナリティクス」のアクセス解析ツールで確認することが一般的です。
10:直帰率
直帰率とは、「直帰数÷セッション数」という計算式で算出されます。
この直帰数とは、1ページだけを閲覧してサイトから退出した訪問者数です。
具体的な例として、運営しているサイトに100回の訪問(セッション)があり、そのうち50回が1ページだけ閲覧してすぐ退出した場合、以下のような計算式になります。
50 ÷ 100 × 100 = 50%
直帰率50%となるので、2人に1人が1ページだけを閲覧してサイトを離れてしまっていることがわかります。
直帰率の数値をどう捉えるかは、ページの目的や役割により様々なので一つの指標として判断しましょう。
また、直帰率は「Googleアナリティクス」のアクセス解析ツールで確認することが一般的です。
11:離脱率
離脱率とは、「離脱数÷PV数」という計算式で算出されます。
離脱数とは、ホームページの訪問者が特定のページを最後に見て、サイトを退出した回数です。
具体例として、サイト内のブログ記事にある日100人閲覧して、うち50人がそのブログ記事を最後にサイトから退出した場合、以下のような式になります。
50 ÷ 100 × 100 =50%
この場合、離脱率は50%ということがわかりますね。
直帰率と同じく、この数値をどう捉えるかはページの目的や役割により様々なので一つの指標として判断しましょう。
また、離脱率は「Googleアナリティクス」のアクセス解析ツールで確認することが一般的です。
12:参照元
参照元とは、ホームページに訪れた人がどこからどのように来たのかという情報です。
参照元は主に以下のように分類されます。
・SNS(Facebook、Twitterなど)
・ネット広告(Google広告、Yahoo!広告など)
・検索エンジン(Google、Bing、Yahoo!など)
・直接アクセス(お気に入りやブックマーク登録、URLの直接入力など)
参照元の情報を詳しく知ることで、集客やネット広告の効果について分析することが可能です。
参照元は「Googleアナリティクス」のアクセス解析ツールで確認することが一般的です。
13:コンバージョン
コンバージョンとは、ホームページ上で設定した目的や目標の達成数です。
一般的には、商品の購入やお問い合わせフォームの送信などビジネスに関連するコンバージョンとして設定されます。
また、コンバージョンを測定するために「コンバージョン率(CVR)」という指標が用いられます。
コンバージョンの分析には、「Googleアナリティクス」を利用するのが一般的です。
14:IPアドレス
IPアドレスは、パソコンやスマートフォンなど端末すべてに割り振られている番号のことです。
Internet Protocol Addressの略称になります。
IPアドレスには大きく分けて2種類あります。
1つ目は「グローバルIP」です。
一般的には、ISP(インターネットサービスプロバイダ)から家庭やオフィスにあるルーターなどに割り当てられて、外部からの接続を受け付けるために使用される番号です。
2つ目は「プライベートIPアドレス」です。
主に家庭やオフィスにあるパソコンやスマートフォンなどローカルネットワーク内のデバイスに割り当てられる番号になります。
ホームページ用語一覧【集客フェーズ】
最後に、集客フェーズでは集客に関する用語について紹介します。
ホームページを多くの方に見ていただくためには、様々な施策や戦略が必要です。
ホームページの流入を増やすためのマーケティング活動や、訪問者をリピーターにするための施策など、多岐にわたる内容になります。
集客フェーズを成功させるため、以下の用語についても理解しましょう。
- SEO
- MEO
- SNS
- オーガニック検索
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
1:SEO
SEOとは「Search Engine Optimization」 の略で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。
もう少し噛み砕くと、特定の単語を検索されたときに上位表示させる対策のことです。
上位表示することで、ホームページに訪れる人が増え、コンバージョン率の向上が見込めます。
そのためには、訪れる人にとって有益な情報が載っているホームページを作ることが重要です。
2:MEO
MEOとは、「Map Engine Optimization」の略で、日本語では「マップ検索エンジン最適化」を意味します。
一般的には、Googleマップの検索結果で上位表示させる対策です。
MEO対策により、店舗ビジネス型は周辺地域に住んでいる消費者に情報を効果的に伝えることができます。
つまり、MEOは地域密着型のビジネスにとって非常に重要な施策といえます。
3:SNS
SNSとは、「Social Networking Service」の略であり、インターネットを通して交流することができるサービスを意味します。
具体的には、以下のようなサイトが代表的なSNSになります。
- LINE
紹介したSNSは、知っているものや使っているものがほとんどではないでしょうか。
SNSも私生活やビジネスに活用され、集客には欠かせないので積極的に取り入れていきましょう。
4:オーガニック検索
オーガニック検索とは、検索エンジンに表示される「広告枠」以外の部分をいいます。
広告枠とは、検索結果の左上に「スポンサー」と書かれている部分が広告です。
オーガニック検索は自然検索とも呼ばれおり、SEO対策により表示順位が決まります。
無料で行える集客方法なので、積極的にオーガニック検索を狙っていきましょう。
5:リスティング広告
リスティング広告(検索連動型広告)とは、検索エンジンの検索結果に掲載される有料のネット広告です。
広告の表示自体は無料で、ユーザーが広告をクリックした場合には料金が発生するのが一般的です。
広告主は、特定のキーワードに対して広告を表示させることができます。
運用には専門知識が必要になりますが、認知拡大やCV獲得向上に繋がります。
リスティング広告を運用する際、費用に見合う結果が出るように心掛けましょう。
6:ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、ホームページやアプリ上の画像や動画の有料ネット広告です。
バナーで表示されるため「バナー広告」とも言いますが、ブランドの宣伝や商品の紹介を目的としています。
具体的には、一度ホームページに訪れた人に表示させる「リマーケティング広告」という手法が有効的です。
リスティング広告と同様、費用に見合う結果が出るよう運用には注意しましょう。
まとめ
最後に本記事の内容をまとめます。
- コーポレートサイト
- ランディングページ(LP)
- 採用サイト
- ECサイト
- オウンドメディア
- サービスサイト
- プロモーションサイト
- ブランドサイト
- ポータルサイト
- サテライトサイト
- サーバー
- ドメイン
- SSL
- ブラウザ
- CMS
- WordPress
- HTML
- CSS
- コーディング
- FTP
- シングルカラム
- マルチカラム
- ワイヤーフレーム
- デザインカンプ
- レスポンシブデザイン
- ロゴ
- ファビコン
- トンマナ
- サムネイル
- トップページ
- 下層ページ
- ファーストビュー
- メインビジュアル
- ナビゲーション
- ハンバーガーメニュー
- パンくずリスト
- ヘッダー
- フッター
- コンテンツ
- サイトマップ
- タイトル
- ディスクリプション
- プライバシーポリシー
- ユーザビリティ
- キャッシュ
- リンク
- ローカル環境
- テスト環境
- 本番環境
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- アクセス解析
- キーワード
- 検索クエリ
- クローラー
- インデックス
- PV(ページビュー)
- セッション
- 直帰率
- 離脱率
- 参照元
- コンバージョン
- IPアドレス
- SEO
- MEO
- SNS
- オーガニック検索
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
「覚える用語メチャクチャ多いな〜…」と思われるかもしれませんが、いきなり全ての用語を覚える必要はありません。
フェーズ毎に、必要な用語を押さえておけば大丈夫です。
もしホームページ制作に悩んでいる場合はぜひお気軽に弊社にご相談ください。