この記事では、ホームページ制作をお考えの方に向けて、Webサイト制作に関する専門用語を紹介していきます。
ホームページ制作では、ある程度専門用語を理解しておく必要があります。
ご自身で制作を進める場合は当然作業の中で専門知識が必要になりますし、制作会社に制作を依頼する場合でもやりとりの中で専門用語が出てきてしまいます。
「ドメインをご準備ください」
「サーバーのログイン情報を教えてください」
「テスト環境でご確認ください」
このような指示がある度に用語の意味を調べていたら大変ですよね。
そこで今回は、ホームページ制作に関する用語を69個一挙に解説します。
この記事1つでホームページ制作の専門用語をマスターできるので。ぜひブックマークしてホームページ制作用語の辞書としてお使いください。
ホームページ用語一覧【企画フェーズ】
まずは、制作するサイトの内容を決める「企画フェーズ」に関するホームページ用語を紹介します。
ホームページといっても、細かく分類すればたくさんの種類があります。
これらの用語は「どんなホームページを作るか」を判断する上で大切な知識です。
ホームページ制作を考えているなら、まずはこれらの単語から覚えていきましょう。
- コーポレートサイト
- ランディングページ(LP)
- 採用サイト
- ECサイト
- オウンドメディア
- サービスサイト
- プロモーションサイト
- ブランドサイト
- ポータルサイト
- サテライトサイト
1:コーポレートサイト
コーポレートサイトとは、自分の会社を紹介するためのホームページです。
- お客さんになりそうな人
- 新しく取引したい会社
- すでに取引のある会社
- 会社で働きたい人
- 投資家
などに会社やサービスを知ってもらうのが主な目的です。
2:ランディングページ(LP)
ランディングページは略してLPと呼ばれ、以下のように2つの意味があります。
- ホームページに来た人が最初に見たページ
- 特定の商品やサービスの販売や申し込みを目的とした縦に長い1枚のページ
普通は②の意味で使われることが多く、インターネット広告をクリックした時に表示されるページとしてよく使われます。
3:採用サイト
採用サイトとは、会社が働きたい人向けに情報を発信し、新しい人材を採用するためのホームページです。
会社のメインサイトに採用ページを載せる場合もありますが、採用サイトは採用だけに特化しています。
会社の特徴や職場の雰囲気をしっかり伝えることで、働きたい人が自分に合った会社を見つけやすくなります。
会社側も、会社の考え方や求める人物像などを明確に伝えることで、ミスマッチを防ぐ役割もあります。
4:ECサイト
ECサイトは、インターネット上で商品やサービスを売るページです。
「Electronic Commerce」を略した言葉で、「電子商取引」という意味があります。
ECサイトはネットショップとも呼ばれ、主に以下のような機能があります。
- お金の支払い
- 会員登録
- 買い物かご
例えば、楽天市場やAmazonなどが有名なECサイトです。
5:オウンドメディア
オウンドメディアとは、会社が自分で持っているメディアのこと。
普通は自社のブログを指すことが多いです。
- SNS
- ブログ
- メールマガジン
主に集客や知名度向上のために利用されます。
6:サービスサイト
サービスサイトは、自社のサービスや商品の情報を発信するためのホームページです。
自社のサービスが会社のイメージと違う場合に、別のサービスサイトとして運営されることが多いです。
目的は商品の認知度を高めることや売上を増やすことです。
サービスサイトは会社の信頼性や知名度を高めるため、会社にとって重要な役割を担います。
7:プロモーションサイト
プロモーションサイトとは、サービスの認知度を広げたり売上を増やしたりすることを目的としたホームページです。
新しい商品や改良した既存商品、キャンペーンのお知らせなどに使われます。
ランディングページ(LP)やサービスサイトも同じく販売促進が目的ですが、プロモーションサイトは特に新しい商品やサービスを売る時に使われることが多いです。
8:ブランドサイト
ブランドサイトは、会社や商品のブランドイメージを広めるためのホームページです。
主な目的は、サイトに来た人にブランドイメージを伝えることです。
例えば、Appleの公式ホームページを見ると、Appleの世界観が伝わってきますよね。
商品購入を促すために、ブランドサイト内にEC機能を付けることもあります。
9:ポータルサイト
ポータルサイトとは、インターネットを使う時の入口となるホームページです。
ポータルとは入口という意味です。
インターネットにアクセスするために、様々な情報を持つ大きなサイトをポータルサイトと呼びます。
有名なポータルサイトとして、GoogleやYahoo!などがあります。
Googleは検索に特化したポータルサイト、Yahoo!はニュースや天気予報などの情報を掲載したポータルサイトです。
その他、天気やニュース、特定の業界や地域に特化したポータルサイトも存在します。
10:サテライトサイト
サテライトサイトとは、メインのサイトの評価を上げるための補助的なサイトのこと。
補助サイトにメインサイトのリンクを載せて、メインサイトの検索順位を上げることが主な目的です。
しかし、最近では内容の薄いサイトからリンクをもらっても、逆にGoogleから低い評価を受けてしまいます。
サテライトサイトを運営する場合は、質の高いサイト作りが必要です。
ホームページ用語一覧【準備フェーズ】
次は「準備フェーズ」に関するホームページ用語について紹介します。
ホームページ作りにおける土台作りとも言える段階であり、今後の運営コストや管理の方法に大きく関わります。
専門的な用語が多くとっつきにくく感じるかもしれませんが、ざっくりで良いので理解しておいてください。
- サーバー
- ドメイン
- SSL
- ブラウザ
- CMS
- WordPress
- HTML
- CSS
- コーディング
- FTP
1:サーバー
サーバーとは、インターネット上のデータを保管・提供するコンピュータです。
例えば、ホームページがお店だとすると、サーバーは土地にあたります。
サーバーの利用方法には自社サーバーとレンタルサーバーの2つがあります。
・自社サーバー:サーバーを会社の中に置いて運用する
・レンタルサーバー:サーバー会社からサーバーを借りて月々お金を払って運用する
自社サーバーの設置にはコストがかかるため、一般的にはレンタルサーバーを利用します。
2:ドメイン
ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。
ホームページのURLの一部で、一つとして同じものは存在しません。
例えばこのサイトなら、「north-wing.co.jp」がドメインにあたります。
ドメインには、
- 「.com」
- 「.jp」
- 「.net」
など様々な種類があります。
3:SSL
SSLは、サーバーとパソコン間の通信を安全に行える仕組みです。
SSLは「Secure Socket Layer(セキュア ソケット レイヤー)」の略です。
設定すると、アドレスが「http://~」から「https://~」に変わります。
安全なホームページ運用のために欠かせない設定の一つです。
4:ブラウザ
ブラウザとは、インターネット上のウェブサイトを見るためのソフトウェアです。
パソコンやスマホには最初から入っていて、ほとんどの人がブラウザを通してインターネットを見ています。
あなたが読んでいるこのページもブラウザを通して表示されています。
- Safari
- Microsoft edge
- Google Chrome
などが代表的なブラウザです。
5:CMS
CMSとは、専門知識がなくてもホームページを作れるソフトウェアです。
「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略です。
有名なCMSとして「WordPress(ワードプレス)」があります。
CMSの特徴は以下の通りです。
- お問い合わせフォームを設置できる
- 文章や画像の編集や管理ができる
- 「ブログ」や「お知らせ」など記事の更新機能が使える
6:WordPress
WordPress(ワードプレス)とは、世界で最も使われているCMSの一つです。
ワードプレスが人気な理由は、以下の通りです。
- 基本的に無料で使える
- 初心者でも更新が簡単
- 機能を増やすプラグインがたくさんある
- 検索すればワードプレスの情報がたくさん見つかる
直感的な操作でブログやホームページを開設できるため、老若男女問わず人気のツールです。
7:HTML
HTMLとは、ホームページを作る時に使う言語で、「Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)」の略です。
Webサイトにおいて、ページの構造や基本的な情報を定義する役割を担っています。
テキストをタグという目印で囲み、文字や画像をコンピュータが理解できる形で記述します。
具体的には、以下のようなタグがあります。
- <p>:段落
- <img>:画像
- <h1>:見出し
- <ul>:リスト
「HTML=ブラウザに文字や画像を表示させるもの」くらいの理解でOKです。
8:CSS
CSSとは、ホームページの見た目を整えるための言語で、「Cascading Style Sheets(カスケーディング スタイル シート)」の略です。
具体的には、以下のようなことができます。
- 文字の大きさや種類を変える
- 画像の大きさや形を変える
- 動きをつける
- 背景や文字の色を変える
- 余白を作る
- 線を引く
多くの場合、HTMLとCSSは一緒に使用されます。
9:コーディング
コーディングとは、プログラミング言語を使ってコードを書く作業です。
簡単に言うと、ホームページをブラウザで見られるようにHTMLやCSSなどの言語を書く作業です。
多くの場合、このコーディング作業は「Webコーダー」という専門家が担当します。
10:FTP
FTPとは、パソコンとサーバー間でファイルを送るための通信方法です。
FTPは「File Transfer Protocol(ファイル・トランスファー・プロトコル)」の略です。
例えば、ウェブサイトを公開するために、画像やHTMLファイル、CSSファイルなどをサーバーに送る際などに利用されます。
ホームページ用語一覧【制作フェーズ】
ここからは、「制作フェーズ」に関するホームページの用語について紹介します。
実際の制作工程で頻繁に使われ、主にホームページのレイアウトや構成に関する用語になります。
理想のホームページを作るため、以下の用語についても必ず抑えておきましょう。
- シングルカラム
- マルチカラム
- ワイヤーフレーム
- デザインカンプ
- レスポンシブデザイン
- ロゴ
- ファビコン
- トンマナ
- サムネイル
- トップページ
- 下層ページ
- ファーストビュー
- メインビジュアル
- ナビゲーション
- ハンバーガーメニュー
- パンくずリスト
- ヘッダー
- フッター
- コンテンツ
- サイトマップ
- タイトル
- ディスクリプション
- プライバシーポリシー
- ユーザビリティ
- キャッシュ
- リンク
- ローカル環境
- テスト環境
- 本番環境
1:シングルカラム
シングルカラムは縦一列に内容が並んだホームページデザインです。
シンプルで情報が整理しやすく、スムーズに内容を見られるのが特徴で、LPによく使われています。
パソコンやスマホなど見る機器による表示の違いが少ないのも魅力の一つです。
2:マルチカラム
マルチカラムは、複数の列に分けて要素を配置するレイアウトです。
複雑な情報やいろいろな内容を整理するのに適しています。
例えば、片側にメニューや関連記事のリンク、メインの部分に内容を置くレイアウトが一般的です。
多くの場合、「ECサイト」や「コーポレートサイト」など情報量の多いサイトに使われます。
3:ワイヤーフレーム
ワイヤーフレームとは、デザインの初期段階で作る、ページの設計やレイアウトを示したシンプルな図面です。
主に、ホームページ全体の構想を把握する目的で作成されます。
4:デザインカンプ
デザインカンプは、ワイヤーフレームをもとに具体的なデザインを記した設計図です。
文章や画像など、ブラウザで実際に表示する内容をそのまま落とし込みます。
デザインカンプ作成には、主に以下のようなツールが使用されます。
- figma
- adobeXD
- Illustrator
- Photoshop
5:レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、画面の大きさに合わせてページのレイアウトを最適化するデザインです。
- パソコン
- タブレット
- スマートフォン
など、画面の大きさが違う機器に合わせてレイアウトを調整します。
6:ロゴ
ロゴとは、会社の理念や商品に対する思いを表すシンボルマークです。
主に、会社やサービスのブランドイメージを示すために作成されます。
ホームページでは、画面上部のヘッダーに配置されることが多いです。
7:ファビコン
ファビコンとは、ブラウザのタブやブックマークに表示される小さなアイコンです。
ファビコンは「Favorites icon(お気に入りアイコン)」の略です。
一般的に、ホームページのロゴなど商品や会社イメージをシンボルにしたデザインが使われます。
8:トンマナ
トンマナは、デザインや文章表現など一貫性を保つためのルールで、「トーン&マナー」の略です。
トーンは「色調」を意味し、マナーは「様式」という意味を表す言葉です。
会社のイメージに合わせて文章やデザインを統一することで、ブランドの価値を明確に伝えることができます。
9:サムネイル
サムネイルとは、画像や動画の小さな見本表示です。
サムネイルを表示することで、内容を一目で把握しやすくなります。
例えば、YouTubeで動画を検索したときに動画一覧として表示されるのがサムネイルです。
ホームページでは、ブログ一覧やお知らせ一覧などに使われることが多いです。
10:トップページ
トップページとは、ホームページの階層の一番上に位置し、ホームページの「顔」や「玄関」になるページです。
一般的には、サイト全体の内容や目的についての情報が掲載されます。
会社ホームページのトップページでは、
- 会社の概要
- 最新のお知らせ
- 製品やサービスの紹介
- 他の主要なページへのリンク先
などの情報が掲載される場合が多いです。
11:下層ページ
下層ページとは、WEBサイトにおいてトップページよりも下の階層にあるページのことです。
特定の情報に焦点を当てて、訪問者に詳しい情報を提供するのが目的です。
下層ページを使って内容をカテゴリーごとに整理することで、訪問者が迷わず目的の情報まで辿り着けるメリットがあります。
コーポレートサイトなどでよく使われる下層ページは以下の通りです。
- 会社概要
- お知らせ
- お問い合わせ
- サービス内容
12:ファーストビュー
ファーストビューとは、ホームページを開いた時、一番最初に表示される部分。
サイトを訪れた人の最初の印象を決める重要な要素です。
ファーストビューには
- ヘッダー
- キャッチコピー
- ナビゲーション
- メインビジュアル
- お問い合わせボタンなど
などの要素が含まれていることが多いです。
13:メインビジュアル
メインビジュアルとは、ホームページを開いた時、最初に表示される部分の画像や動画です。
「キービジュアル」とも呼ばれ、ホームページのイメージや価値を印象づけるために重要な要素です。
画像や動画に加えて、キャッチフレーズやスローガンを一緒に表示させることもあります。
メインビジュアルをしっかり作ることで、ホームページの訪問者に探索や行動を促すことができます。
14:ナビゲーション
ナビゲーションとは、ホームページ上で目的のページを探すための案内リンクです。
レイアウトによって表示位置は異なりますが、多くの場合はヘッダーやフッターに設置します。
すべてのページに共通して設置されたナビゲーションは「グローバルナビゲーション」とも呼ばれます。
ナビゲーションを設置することで、サイト全体の内容構成がわかりやすくなります。
15:ハンバーガーメニュー
ハンバーガーメニューとは、3本の横線で表現されているアイコンで、クリックすると隠れている文字やリンクを表示させることができます。
多くの場合、メニューボタンとしてナビゲーションメニューやコンテンツのカテゴリーなどを隠すのに使われます。
特に、スマートフォンやタブレットなど、画面が小さくスペースが限られているデバイスで頻繁に使用されます。
16:パンくずリスト
パンくずリストとは、どこの階層にいるのか現在地を教えてくれる、Webサイト上の道しるべです。
ドイツの昔話「ヘンゼルとグレーテル」で森の中にパンくずを撒きながら進むお話にちなんでいます。
具体的には、「トップページ>ブログ一覧>ブログ01」のように左から階層順に表示されます。
各項目はリンクになっており、例えば「トップページ」をクリックするとトップページに移動することができます。
17:ヘッダー
ヘッダーとは、ホームページの上部にある領域で、サイト全体で共通して表示されます。
多くの場合、以下の情報が含まれます。
- ロゴ
- 検索バー
- 電話番号
- メールアドレス
- ナビゲーションメニュー
- お問い合わせボタン
ヘッダーは最初の印象を決める役割があるほか、サイトの案内役としても重要です。
18:フッター
フッターとは、ホームページの一番下にある部分です。
ヘッダーと同じく、サイト全体で共通して表示されます。
具体的には、以下のような情報を掲載することが多いです。
- ロゴ
- 会社概要
- SNSリンク
- コピーライト
- サイトマップリンク
- プライバシーポリシー
- ナビゲーションメニュー
ヘッダーでは伝えきれない情報を載せるなど、ホームページのバランス調整に役立ちます。
19:コンテンツ
ホームページにおけるコンテンツとは、そのページが提供する情報の内容です。
具体的には、
- 画像
- 動画
- テキスト
などを指します。
より質の高いコンテンツを提供することにより、ユーザーのホームページの滞在時間が延び、検索順位の向上につながります。
20:サイトマップ
サイトマップとは、ホームページ上のすべてのページを一覧にしたものです。
サイトマップは大きく分けて2つの種類があります。
- 検索エンジン向けに作成される「XMLサイトマップ」
- ホームページの訪問者向けに作成される「HTMLサイトマップ」
サイトマップは、ホームページ内の情報を探しやすくするだけでなく、検索順位にも影響を与える重要な要素です。
21:タイトル
ホームページにおけるタイトルとは、検索結果やブラウザのタブに表示される見出しです。
タイトルは、ページの内容の理解に役立つだけでなく、検索順位にも大きな影響を与えます。
タイトルとページ内の情報がずれていると、狙ったキーワードで上位表示を狙うことが難しくなります。
検索する人が、ページの内容を想像できるようなタイトルをつけましょう。
22:ディスクリプション
ディスクリプションとは、検索結果のタイトルの下に表示されるホームページの概要文です。
検索エンジンに対してページの内容を伝える役割もあります。
検索する人のクリックを促すために必要な判断材料になるので、適切に作成しましょう。
23:プライバシーポリシー
ホームページにおけるプライバシーポリシーとは、訪問者の個人情報をどのように扱うかをまとめた説明文です。
このプライバシーポリシーが必要な理由は2つあります。
- 個人情報保護法においてプライバシーポリシーの作成が義務づけられているから
- 訪問者が安心してホームページを閲覧することができるから
個人情報とは、例えばお問い合わせフォームに入力するお名前や住所、メールアドレスなどです。
24:ユーザビリティ
ユーザビリティとは、ユーザーがホームページを快適に利用できるかどうかの指標です。
例えば、
- 操作がやりにくい
- ページの読み込み速度が遅い
- 情報がどこにあるのかわからない
- 文章の文字が小さく、行間が詰まっていて読みにくい
など、ホームページを快適に利用できない = ユーザビリティが低いということになります。
25:キャッシュ
キャッシュとは、見たホームページのデータや情報を一時的にスマホやパソコンなどの機器に保存する仕組みです。
よくアクセスするホームページのデータを一時的に保持することで、ページの読み込み速度を速くします。
26:リンク
リンクとは、画像や文章をクリックすることで、別のページに移動することのできる機能です。
ページ同士をつなげて、情報の探索を容易にする目的で利用されます。
一般的には、他の文字とは違う色や下線で表示することでクリック可能であることを明示します。
27:ローカル環境
ローカル環境とは、自分のパソコン上で構築した仮想環境のことです。
インターネット上に公開することなくサイトやアプリをテストでき、主に制作や開発の段階で利用されます。
28:テスト環境
テスト環境とは、Webサイトやアプリの挙動や機能を確認するために作成される環境です。
サイトの制作段階における不具合やエラーチェックの確認はもちろん、機能の追加や変更を行う時にも利用されます。
テスト環境はインターネット上に設置されるため、URLを知っていれば誰でも確認できてしまいます。
そのため、「Basic認証」などのアクセス制限をかけてテストを行うのが一般的です。
29:本番環境
本番環境とは、Webサイトを正式に公開するためのサーバーとドメインです。
本番環境にホームページをアップロードすることを、「本番公開」ともいいます。
Webサイトは、一般的に
- ローカル環境で制作、開発
- テスト環境で確認
- 本番環境に移動
という流れで公開されます。
ホームページ用語一覧【分析フェーズ】
続いて、分析ツールと分析に関する用語について紹介します。
ホームページは作って終わりではありません。
開設後も目標達成のために、分析や集客を続けていく必要があります。
せっかく作ったホームページを最大限有効活用できるよう、これらの用語も覚えておきましょう。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- アクセス解析
- キーワード
- 検索クエリ
- クローラー
- インデックス
- PV(ページビュー)
- セッション
- 直帰率
- 離脱率
- 参照元
- コンバージョン
- IPアドレス
1:Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。
アナリティクスに登録したホームページの訪問者情報をいろいろな角度から調べることができます。
- どこから訪れたのか?
- 何のページを見ているのか?
- どの機器を使っているのか?
- どの地域からアクセスしているのか?
- どれくらいの時間サイトを見ているのか?
Googleアナリティクスでこのようなアクセス情報を分析することで、ホームページの改善点が見えてくるのです。
2:Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールとは、Googleが無料で提供しているインターネット検索の分析ツールです。
検索順位の変化や検索キーワードなどを確認・分析できます。
Googleアナリティクスと合わせて、サイト改善のために利用されることが多いです。
3:アクセス解析
アクセス解析とは、ホームページを訪れた人の属性や行動を集めて分析することです。
この分析を通じて、
- ホームページの使われ方
- どのページでサイトを離れてしまうか
といった情報を把握できます。
4:キーワード
キーワードとは、ホームページの内容を表す言葉やフレーズのことです。
検索エンジンで検索する時、関連性の高いキーワードを持つホームページは検索順位の上位に表示される可能性があります。
「Googleトレンド」などのツールを使って、特定のキーワードの検索回数やヒット数を把握することができます。
5:検索クエリ
検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで実際に入力した言葉の組み合わせです。
このクエリをもとに、検索エンジンが関連するホームページを表示します。
6:クローラー
クローラーとは、インターネットを巡回してホームページの情報を集めるロボットのことです。
クローラーが集めた情報は、検索結果の順位を決める一つの要因となります。
「ホームページがなかなか検索結果に表示されない…」と思った方は、まだクローラーがページを見つけていないかもしれません。
その場合、Googleサーチコンソールを使ってサイトの情報を提供して、クローラーに見つけてもらうよう促しましょう。
7:インデックス
インデックスとは、検索エンジンのクローラーがホームページを巡回し、集めたページの情報をデータベースに登録することです。
つまり、検索エンジンの検索結果にホームページが表示されるためには、インデックスが欠かせません。
ホームページがなかなかインデックスされない場合には、「Googleサーチコンソール」からクローラーの巡回を申請しましょう。
8:PV(ページビュー)
PV(ページビュー)とは、ホームページが見られた回数です。
例えば、訪問者がホームページにアクセスして、違うページを3つ見た場合は3ページビューとしてカウントされます。
ホームページの人気や内容の関心度を把握するための基本的な指標の1つです。
9:セッション
セッションとは、ホームページの訪問回数や活動のことです。
具体的には、ホームページに来た人がアクセスしてから一定の時間活動を続ける間のことを指し、その間のページの閲覧や行動などが1つのセッションとしてカウントされます。
例えば、訪問者がサイトにアクセスして3ページを見て、25分後にサイトを離れた場合、それは1セッションとしてカウントされます。
10:直帰率
直帰率は、「直帰数÷セッション数」という計算式で計算されます。
この直帰数とは、1ページだけを見てサイトから出ていった訪問者数です。
具体的な例として、運営しているサイトに100回の訪問(セッション)があり、そのうち50回が1ページだけ見てすぐ出ていった場合、以下のような計算式になります。
50 ÷ 100 × 100 = 50%
直帰率50%となるので、2人に1人が1ページだけを見てサイトを離れていることがわかります。
11:離脱率
離脱率は、「離脱数÷PV数」という計算式で計算されます。
離脱数とは、ホームページの訪問者が特定のページを最後に見て、サイトを出ていった回数です。
具体例として、サイト内のブログ記事にある日100人が閲覧して、うち50人がそのブログ記事を最後にサイトから出ていった場合、以下のような式になります。
50 ÷ 100 × 100 =50%
この場合離脱率は50%で、半数のユーザーがブログ記事のみの閲覧でサイトを離れていることがわかります。
12:参照元
参照元とは、ホームページに来た人がどこからどのように来たのかという情報です。
主に以下のように分類されます。
- SNS(Facebook、Twitterなど)
- ネット広告(Google広告、Yahoo!広告など)
- 検索エンジン(Google、Bing、Yahoo!など)
- 直接アクセス(お気に入りやブックマーク登録、URLの直接入力など)
13:コンバージョン
コンバージョンとは、ホームページ上で設定した目的や目標の達成数です。
一般的には、商品の購入やお問い合わせフォームの送信など、ビジネスに関連するコンバージョンとして設定されます。
また、コンバージョンを測定するために「コンバージョン率(CVR)」という指標が使われます。
14:IPアドレス
IPアドレスは、パソコンやスマートフォンなど機器すべてに割り当てられている番号のことです。
「Internet Protocol Address」の略です。
IPアドレスには大きく分けて2種類あります。
1つ目は「グローバルIP」です。
一般的には、ISP(インターネットサービスプロバイダ)から家庭やオフィスにあるルーターなどに割り当てられて、外部からの接続を受け付けるために使用される番号です。
2つ目は「プライベートIPアドレス」です。
主に家庭やオフィスにあるパソコンやスマートフォンなど、ローカルネットワーク内の機器に割り当てられる番号です。
ホームページ用語一覧【集客フェーズ】
最後に、集客フェーズでは集客に関する用語について紹介します。
ホームページを多くの方に見てもらうためには、様々な取り組みや戦略が必要です。
集客フェーズを成功させるため、以下の用語についても理解しておきましょう。
- SEO
- MEO
- SNS
- オーガニック検索
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
1:SEO
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。
簡単に言うと、特定の言葉で検索された時に検索上位に表示させるための対策です。
SEO対策には、訪れる人にとって役立つ情報が載っているホームページを作ることが重要です。
2:MEO
MEOとは、「Map Engine Optimization」の略で、日本語では「マップ検索エンジン最適化」を意味します。
一般的には、Googleマップの検索結果で上位に表示させるための対策を指します。
3:SNS
SNSとは、「Social Networking Service」の略であり、インターネットを通して交流することができるサービスを意味します。
具体的には、以下のようなサイトが代表的なSNSにあたります。
- LINE
4:オーガニック検索
オーガニック検索は自然検索とも呼ばれており、検索エンジンに表示される「広告枠」以外の部分をいいます。
広告枠とは、検索結果の左上に「スポンサー」と書かれている部分です。
SEO対策により表示順位が決まります。
5:リスティング広告
リスティング広告(検索連動型広告)とは、検索エンジンの検索結果に掲載される有料のネット広告です。
広告の表示自体は無料で、ユーザーが広告をクリックした場合には料金が発生するのが一般的です。
広告主は、特定のキーワードに対して広告を表示させることができます。
運用には専門知識が必要になりますが、知名度アップやCV獲得向上につながります。
6:ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、ホームページやアプリ上の画像や動画の有料ネット広告です。
バナーで表示されるため「バナー広告」とも言いますが、ブランドの宣伝や商品の紹介を目的としています。
具体的には、一度ホームページに来た人に表示させる「リマーケティング広告」という方法が効果的です。
まとめ
最後に、この記事の内容をまとめます。
この記事では、以下の通りホームページ用語を解説してきました。
- コーポレートサイト
- ランディングページ(LP)
- 採用サイト
- ECサイト
- オウンドメディア
- サービスサイト
- プロモーションサイト
- ブランドサイト
- ポータルサイト
- サテライトサイト
- サーバー
- ドメイン
- SSL
- ブラウザ
- CMS
- WordPress
- HTML
- CSS
- コーディング
- FTP
- シングルカラム
- マルチカラム
- ワイヤーフレーム
- デザインカンプ
- レスポンシブデザイン
- ロゴ
- ファビコン
- トンマナ
- サムネイル
- トップページ
- 下層ページ
- ファーストビュー
- メインビジュアル
- ナビゲーション
- ハンバーガーメニュー
- パンくずリスト
- ヘッダー
- フッター
- コンテンツ
- サイトマップ
- タイトル
- ディスクリプション
- プライバシーポリシー
- ユーザビリティ
- キャッシュ
- リンク
- ローカル環境
- テスト環境
- 本番環境
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- アクセス解析
- キーワード
- 検索クエリ
- クローラー
- インデックス
- PV(ページビュー)
- セッション
- 直帰率
- 離脱率
- 参照元
- コンバージョン
- IPアドレス
- SEO
- MEO
- SNS
- オーガニック検索
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
「覚える用語がたくさんあるな~…」と思うかもしれませんが、いきなり全ての用語を覚える必要はありません。
段階ごとに、必要な用語を押さえておけば大丈夫です。
いつでも用語を確認できるよう、このページをブックマークしておいてくださいね。
そして、
・用語を知ってもまだ制作に関する不安や疑問が残っている
・IT初心者でも丁寧に制作を進めてくれる制作会社に依頼したい
という方は、ぜひ弊社の無料カウンセリングにご参加ください。
専門のスタッフがホームページ制作に関するお悩みにお答えし、貴社にあった制作プランをご提案させていただきます。