ホームページの種類は9つだけ!サイトの見分け方をプロが徹底解説

今や世界中の老若男女がインターネットを利用する時代。

インターネット上には17億を超えるWEBサイトが存在するとされています。

そこで今回は、

  • ホームページの種類ってどうやって見分けるの?
  • ホームページって色々あるけど、自社にはどれが合ってるんだろう?

と疑問を抱える方のために、ホームページの種類を解説する記事を書きました。

この記事を読めば、各ホームページの見分け方や種類ごとの目的を完璧に理解できます。

特に、あなたが自社のホームページ制作を考えているなら、ホームページの種類や目的の理解は欠かせません。

ホームページ制作を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ホームページの見分け方

ホームページは、その目的によって種類が見分けられます。

理由は単純で、ホームページによって伝えたい内容や見せたい情報が違うから。

  • 人を集めたい
  • ネットで販売したい
  • 会社のことを知ってほしい
  • 日記や記事を多くの人に見てもらいたい

このように、ホームページは必ず何らかの目的を達成するために制作されています。

サイトごとに違う目的を達成しなければならないので、当然それに応じてページ構成や掲載する情報の変更も変わってきますよね。

だからこそ、ホームページはその目的によって内容が異なり、目的を辿れば自ずと種類を見分けられるのです。

ホームページの種類9つ

ホームページの種類は、大きく分けて以下の9つです。

ホームページの種類9つ
  1. コーポレートサイト
  2. ランディングページ(LP)
  3. ECサイト
  4. プロモーションサイト
  5. オウンドメディア
  6. サービスサイト
  7. ブランドサイト
  8. 採用サイト
  9. ポータルサイト

これから、種類ごとに目的や参考サイトを詳しく解説していきます。

ホームページの種類の見分け方を理解して、今後のホームページ作りに活かしていただければ幸いです。

1:コーポレートサイト

引用:https://north-wing.co.jp/past-project/rys-realize-site/
コーポレートサイトの目的
  • 自社の紹介
  • サービスや商品の紹介

コーポレートサイトとは、会社や商品を紹介するためのホームページです。

自社の情報を詳しく知ってもらうため、

  • 会社概要
  • サービス
  • 実績
  • 代表挨拶
  • お知らせ
  • お問い合わせ

といった情報を掲載します。

見込み客や取引先に向けて制作され、創業のタイミングで名刺代わりに作る企業様も多いです。

実際、弊社でも最も依頼数が多いのがこのコーポレートサイトです。

信頼獲得や認知度向上に繋がるため、まだホームページをお持ちでない企業様は、まずコーポレートサイトからご用意されることをおすすめします。

2:ランディングページ(LP)

引用:https://north-wing.co.jp/past-project/chictivity-basic/
ランディングページ(LP)の目的
  • サービスや商品への集客
  • キャンペーンの案内

ランディングページには、2つの意味があります。

  1. ホームページに来た人が最初に見たページ
  2. 縦に長い1枚のページ

一般的には②の意味で使われ、主にインターネット広告をクリックした際に表示されるページを指します。

Landing Page(ランディング・ページ)の頭文字をとり、LP(エルピー)と呼ばれることもあります。

特定の商品やサービスの販売を目的としているため、商品やサービスの魅力を最大限伝え、お申し込みや購入に促すための導線設計が重要です。

例えばダイエットに関するサービスへの集客が目的なら、

  • サービスを受けるメリット
  • サービスの内容
  • サポート体制
  • 実績
  • お客様の声
  • 特典の内容
  • 料金やプラン
  • よくある質問

といった情報を掲載し、ユーザーの不安を払拭しつつサービスの特徴やメリットを伝えましょう。

3:ECサイト

引用:https://north-wing.co.jp/past-project/lasirene/
ECサイトの目的
  • 商品やサービスのインターネット販売

ECサイトは、インターネット上で商品やサービスを販売するためのホームページです。

ECとは「Electronic Commerce」を略した言葉で、「電子商取引」という意味があります。

ECサイトはネットショップとも呼ばれ、主に以下のような機能があります。

  • 会員登録
  • 買い物かご
  • お金の支払い

楽天市場やAmazonなどのショッピングサービスを想像すると分かりやすいかもしれません。

今や子供からお年寄りまでインターネットを利用する時代。

株式会社博報堂が2023年に行った調査によると、1年以内のEC利用率は世代全体で83.6%にものぼります。

出典:EC生活者調査2023|博報堂 HAKUHODO Inc.

商品やサービスの販売を行う企業にとって、事業拡大のためにECサイトの導入はもはや欠かせません。

インターネットでの商品販売を検討しているなら、まずECサイトの導入から始めるのも一つの手です。

4:プロモーションサイト

引用:https://kimetsu.com/anime/mugenresshahen_tv/news/?id=58683
プロモーションサイトの目的
  • 商品やサービスの宣伝
  • イベントやキャンペーンの告知

プロモーションサイトは、商品やキャンペーン等の告知・宣伝を行うためのホームページです。

例えば、映画の公開を知らせるためのホームページなら、

  • 予告編
  • 出演者情報
  • 最新情報
  • 公開日

といった情報を掲載します。

サービスの知名度向上や売上増加を目的としているためランディングページ(LP)に近いですが、プロモーションサイトは特に新しい商品やサービスを売る時に使われることが多いです。

テレビやSNS上の広告よりも安く宣伝ができることもあるため、新商品やイベントの告知を行う際にはプロモーションサイトの制作も視野に入れてみてください。

5:オウンドメディア

引用:https://north-wing.co.jp/past-project/rys-realize-blog/
オウンドメディアの目的
  • 商品やサービスの宣伝
  • イベントやキャンペーンの告知

オウンドメディアとは、企業が自社で所有するメディアの総称で、主にブログを指すことが多いです。

主なオウンドメディア
  • ブログ
  • SNS
  • メールマガジン
  • 広報誌
  • パンフレット

基本的に自社内で運用するため、広告宣伝費をかけずに集客やブランディングを行うことができます。

運用方法によって様々なターゲットに対応できるのも特徴で、例えば以下のような内容を発信していきます。

  • 自社のサービスに関するお役立ち情報を発信し、悩みを抱える潜在顧客を抱え込む
  • 自社製品に関する情報を集めている見込み顧客に製品の魅力を伝える
  • 既存の取引先にサービスの活用方法を周知する

オウンドメディアを成功させるには、読者にとって新鮮味のある記事を書き続けなければなりません。

運用にはそれなりにコストがかかりますが、成功すれば新規顧客層の発掘や熱心なファンの獲得といった大きな利益にも繋がります。

6:サービスサイト

引用:https://north-wing.co.jp/past-project/mainichi-chugokugo/
サービスサイトの目的
  • サービスに関する情報発信

サービスサイトは、自社サービスの情報を発信するためのホームページです。

例えば以下のような場合に制作されます。

  • サービスの運営を事業の主軸としている場合
  • サービスと会社のイメージが違う場合
  • サービスの認知度が高い場合

サービスサイトは会社の信頼性や知名度を高めるため、サービスを提供する企業にとって重要な役割を担います。

「LPやプロモーションサイトと何が違うの?」と思われたかもしれません。

サービスサイトは、

  • サービスの詳しい内容
  • 使い方
  • 最新情報
  • よくある質問

などのサービスに関する情報を中心に、様々な情報を発信します。

つまり、宣伝や集客だけでなく、サービス利用者への情報共有までサイト1つで完結できるのです。

7:ブランドサイト

引用:https://yolu.jp/special/25renewal/
ブランドサイトの目的
  • 会社や商品のブランディング

ブランドサイトは、会社や商品のブランドイメージを広めるためのホームページです。

例にあげた美容シャンプー「YOLU」のブランドサイトを見ると、ブランド独自の世界観が伝わってきますよね。

特に以下のような業界では、ブランディングが売り上げに大きな影響を及ぼします。

  • 化粧品
  • ヘルスケア
  • 飲食
  • 建築/リフォーム

自社の商品やサービスの認知を広げるのはもちろん、既存顧客にブランドの価値観や特徴を伝える役割も担います。

価値観共有により熱心なファン層が増えれば、長い間製品やサービスを愛用してもらえ、結果的に売り上げの増加につながるのです。

  • こだわりのある商品
  • コアな層に向けた商品
  • 特定の分野に強いサービス

このような商品・サービスを提供しているなら、ブランドサイトの制作を視野に入れても良いでしょう。

8:採用サイト

引用:https://corp.rakuten.co.jp/careers/graduates/
採用サイトの目的
  • 求人への応募数を増やす
  • 自社とマッチする人材の確保

採用サイトとは、会社が求職者向けに情報を発信し、人材採用を強化するためのホームページです。

採用情報の発信には、

  • 採用サイトに委託して情報を掲載してもらう
  • コーポレートサイトに採用ページを用意する

といった方法もありますが、採用サイトは自社の採用に特化して情報を発信していきます。

サイト内で会社の特徴や職場の雰囲気をしっかり伝えることで、求職者にとっては自分に合った会社を見つけやすく、会社側にとっては求める人物像に見合った人材を獲得しやすくなります。

例えばポテンシャル重視での採用を行いたいなら、

  • 未経験から入社し活躍している社員の体験談を載せる
  • 入社後の教育体制を紹介する
  • 社員やイベントの様子を写真で伝える

このように、社風や入社後のキャリアを具体的にイメージできるようなサイト作りを行いましょう。

9:ポータルサイト

引用:https://www.yahoo.co.jp/
ポータルサイトの目的
  • 様々なコンテンツを集約し、インターネットにおける情報収集の利便性を高める

ポータルサイトとは、様々なコンテンツを集約したホームページです。

ポータルとは入口という意味で、GoogleやYahoo!といったインターネットの入口となるサイトも総合型ポータルサイトにあたります。

例えばYahoo!のトップページには、検索機能の他に

  • ニュース
  • 天気予報
  • 株価

といった多種多様な情報やリンクが掲載されていますよね。

これにより、利用者は情報に素早くアクセスでき、様々な情報を効率よく収集できるのです。

Yahoo!やGoogleのように膨大な情報量を扱うポータルサイトに限らず、

  • 特定の業界に特化したポータルサイト
  • 特定の地域に特化したポータルサイト

なども存在します。

自社でポータルサイトを制作することはあまりないかもしれませんが、ホームページの種類の一つとして覚えておいてください。

まとめ

最後に、この記事の内容をまとめます。

ホームページは、その目的によって以下の9つに分けられます。

ホームページの種類9つ
  1. コーポレートサイト
  2. ランディングページ(LP)
  3. ECサイト
  4. プロモーションサイト
  5. オウンドメディア
  6. サービスサイト
  7. ブランドサイト
  8. 採用サイト
  9. ポータルサイト

ホームページの種類やその目的を正しく理解して、自社のホームページ制作にお役立ていただければと思います。

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