ホームページリニューアルのベストなタイミングは?失敗しない進め方を制作会社が解説

会社や店舗のホームページにおいては、開設から数年たったタイミングでリニューアルを検討される方が多く見受けられます。

実際、企業のWEBサイトであれば一般的に【5年に1回】の頻度でリニューアルすると言われています。

ただし、当然ながら、リニューアルに適切なタイミングは企業やホームページの内容によって様々。

そこで今回は、

  • うちのホームページもそろそろリニューアルすべき?
  • ホームページのリニューアルにベストタイミングってあるの?
  • 実際のリニューアル作業はどうやって進めるの?

と疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事を書きました。

本記事を読めば、ホームページをリニューアルする適切なタイミングから、失敗しないリニューアルの進め方まで完璧に理解できます。

この記事を執筆している私は、WEB制作会社で働く現役エンジニアです。

これまで数十件のホームページ制作に携わり、お客様のお悩みや要望をヒアリングしていく中で、リニューアルに最適なタイミングが分かってきました。

記事の前半では「ホームページリニューアルのタイミング」、記事の後半では「ホームページリニューアルの進め方から注意点まで」を制作会社目線で徹底解説します。

「ホームページっていつリニューアルすればいいんだろう?」と疑問をお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ホームページをリニューアルするタイミング11選

まずは、ホームページをリニューアルするベストタイミングを11パターン紹介します。

ホームページを長年放置していると、徐々にその存在価値は薄れていきます。

なぜなら、読者は常に新しい情報を求めており、検索エンジンは読者が求めるページを評価するから。

ホームページをリニューアルすべきタイミングにも関わらず放置してしまうと、せっかく作ったホームページがその意味をなさなくなってしまうのです。

これからお伝えする内容は、リニューアルの実施を決める上で1つの指標になります。

あなたのホームページに当てはまるものがないか、必ずチェックしてください。

ホームページをリニューアルするタイミング11選
  1. デザインが古くなったと感じた時
  2. まだスマホ対応していない時
  3. ホームページが使いづらいと感じた時
  4. ホームページから集客できなくなった時
  5. 会社のイメージを変えたい時
  6. ホームページの情報が古くなっている時
  7. ホームページの情報量が増えてきた時
  8. ホームページに新しい機能を追加したい時
  9. ホームページを自社で更新する必要が出てきた時
  10. ホームページの運用方針を変えたい時
  11. ホームページのセキュリティ対策を強化したい時

1:デザインが古くなったと感じた時

「デザインが古くなったぁ」と感じたら、ホームページリニューアルのタイミングです。

理由は単純で、見栄えが悪いホームページは会社のイメージダウンに繋がるから。

ホームページは、企業にとって、いわば「玄関」のようなもの。

例えば、レストランに行く時、次の①と②のどちらに入店したいですか?

  1. トレンドを抑えたおしゃれで綺麗なレストラン
  2. 見るからに掃除が行き届いていない古びたレストラン

当然、ほとんどの人は①を選びますよね。

ホームページもこれと同じ。

見た目が古かったり、情報の更新が止まっていると、会社に対して悪いイメージを持たれてしまう可能性もあるのです。

せっかく素晴らしい商品やサービスを提供しているのに、ホームページのデザインが古いせいで会社のイメージが悪くなってしまったらもったいないですよね。

デザインが古くなったと感じたら、ホームページのリニューアルを検討してください。

2:まだスマホ対応していない時  

いまだにスマホ対応していないホームページは、そろそろリニューアルに踏み切るべきです。

なぜなら、現代ではインターネット利用者の大半がスマホをメインで利用しているから。

実際、LINEヤフー株式会社の調査で

  • 15-79歳の89%がスマホを利用している
  • PCのみを利用している人は全体の1%にすぎない

というデータが出ています。

参考:【LINEヤフー】〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2024年上期)|LINEヤフー株式会社

画面が縦に長いスマホだと、PCでの横長表示用に作られたホームページはかなり閲覧しにくく、

  • 情報を探しにくい
  • 文字が小さく読みづらい
  • 使い勝手が悪い

このようなストレスに繋がります。

インターネット上ならいくらでも情報が転がっている中で、わざわざストレスの溜まるサイトを使い続ける人なんていませんよね。

見る人に操作面で不満を与えてしまうようなホームページだと、会社や商品の魅力も伝わりにくくなってしまうのです。

スマホ未対応のホームページをお持ちなら、一刻も早くリニューアルを行いましょう。

3:ホームページが使いづらいと感じた時

たとえスマホへの対応ができていても、「このサイト使いにくいなぁ」と感じるならリニューアルを検討すべきです。

前述の通り、使いづらいホームページは訪れた人の満足度を下げ、ストレスの要因になります。

例えば、以下のような状態のサイトを想像してください。

  • 読み込みが遅くて待ち時間が長い
  • ページが多くて探している情報が見つからない
  • お問い合わせ方法が分からない

訪れたホームページがこんな状態だったら、イライラしませんか?

人によっては、「この会社、大丈夫かな?」と不安を感じてしまうかも知れません。

ホームページの利便性が悪いせいで、会社の評判まで下がってしまったら最悪ですよね。

現在のホームページに使いづらさを感じるなら、今こそリニューアルを検討すべきタイミングなのです。

4:ホームページから集客できなくなった時

ホームページからの集客が低迷しているなら、リニューアルにより状況を改善できるかも知れません。

そもそも、ホームページは集客手段の一つ。

集客効果のないホームページは意味を成しません。

集客ツールとしての役割を果たしていないなら、役割を果たせるように改善すべきなのです。

実際、弊社のお客様でも

  • デザインを新しくする
  • サイトの情報を新しくする
  • お問い合わせフォームを設置する

このような改善を実施するだけで、今までほとんど活用できていなかったホームページから、月数件のお問い合わせが来るようになった事例が複数存在します。

「え?本当にそれだけで集客できるようになるの?」って疑問に思われるかもしれません。

もちろん、どんなサイトでも少し改善を加えるだけで確実に集客できるわけではありませんが、リニューアル前よりも集客効果が上がる可能性は高いです。

ホームページが集客に繋がっていないと感じたら、ホームページのリニューアルを検討してください。

5:会社のイメージを変えたい時

会社のイメージをリブランディングしたい時も、ホームページリニューアルのベストタイミングです。

ホームページのデザインは、会社や商品のブランドイメージにも大きく影響を与えます。

例えば、スポーツブランド「NIKE」のホームページを見てみましょう。

引用:NIKE, Inc.

黒い背景に太いゴシック体のフォントが目を引く、力強さを感じるデザインですよね。

では、化粧品メーカー「資生堂」のホームページはどうでしょうか?

引用:資生堂

白基調で文字も細く、洗練された雰囲気を感じるデザインです。

もし、NIKEのホームページが資生堂のようなデザインだったら、違和感を感じませんか?

逆も然りで、資生堂のホームページがNIKEのようなデザインだったら、「あれ?イメージと違うな」と思ってしまいますよね。

ホームページは会社の顔。

ターゲットの年齢や性別、価値観に合わせたデザインにすることで、集客やブランディング効果をより高められるのです。

  • 会社に対して持って欲しいイメージと、ホームページのデザインにギャップがある
  • 会社のイメージを変えてリブランディングしたい

このような場合は、ホームページのリニューアルを検討してください。

6:ホームページの情報が古くなっている時

「ホームページを最後に更新したのっていつだろう?」って思ったら、リニューアルのタイミングかもしれません。

ホームページ内の情報が古いと、訪れた人に対して不正確な情報を提供することになります。

結果、信頼を損なったり、不信感を持たれてしまう可能性があるのです。

もしあなたが他社のホームページを訪れた時に、

  • お知らせの最終更新日が数年前
  • 販売終了している商品をいまだに掲載している

こんな状況だったら、「え?このサイト大丈夫?」って思ってしまいますよね。

場合によっては、

「ホームページに載っている営業時間を信じてお店まで行ったのに、実際は開いてなかった」
「ホームページで紹介されているサービスを契約したら、内容が大きく変わっていた」

といったクレームに繋がるかも知れません。

ビジネスは信頼第一。

そして、信頼の担保には情報の正確さが不可欠です。

せっかく訪れた見込み客を逃さないために、ホームページには常に最新情報を提供し、新たなサービスやキャンペーンを積極的に掲載しなければなりません。

ホームページ内の情報が古くなっていると感じたら、リニューアルによる情報の刷新を検討しましょう。

7:ホームページの情報量が増えてきた時

ホームページに掲載する情報量が増えて、どこに何があるか分からなくなってきたら、リニューアルを検討するタイミングです。

ホームページに新しい情報をどんどん追加し続けていくと、当然その分サイト内のページ数や1ページあたりの情報量が増えます。

情報量を増やすのも大切ですが、あまりに蓄積しすぎてサイトが複雑化してしまうと、読者に必要な情報が見つかりにくくなってしまうかもしれません。

「商品情報があちこちに散らばっていて、結局どれがおすすめなのか分からない」
「アクセス情報を知りたいのに、どのページに書いてあるか分からない」
「古い情報と新しい情報がごちゃ混ぜになっている」

いくら内容が充実していても、こんなサイトは使いづらいですよね?

情報量が多すぎると、かえって見る気が失せてしまうこともあるのです。

  • 同じカテゴリーの情報はまとめて掲載する
  • それぞれの情報を適切なカテゴリーに分類する
  • 新しい情報が上にくるように掲載する

このような点に気を付けてリニューアルを行えば、情報が整理され、訪れた人の満足度と利便性を向上させられるでしょう。

ホームページの情報量が増えてきたら、リニューアルを検討してください。

8:ホームページに新しい機能を追加したい時

ホームページに新しい機能を追加したと思ったら、まさにその時がリニューアルのベストタイミングです。

今や、ホームページに資料ダウンロード機能やお問い合わせ機能を付けるのは当たり前。

中にはEC機能や会員登録機能のついたホームページも存在します。

実際、弊社へのリニューアル依頼でも、

「お問い合わせフォームを付けたい」
「資料がダウンロードできるようにしたい」

といったご要望は多いです。

例えば、お問い合わせフォームを設置しているホームページと電話番号を記載しているだけのホームページがあったとして、どちらの方がお問い合わせ数が多そうですか?

多くの訪問者は、より手軽かつ時間や場所を選ばない、フォームからのお問い合わせを選ぶはずです。

電話番号を掲載しているだけのホームページは、「フォームがない」というだけの理由で、せっかくの見込み顧客を逃しているかもしれないのです。

ホームページに新しい機能を追加したいなら、今すぐリニューアルを進めましょう。

9:ホームページを自社で更新する必要が出てきた時

ホームページを自社で更新する必要が出てきたなら、今がリニューアルのタイミングかもしれません。

一昔前のホームページは、HTML/CSSといったコードで作成されていることが多く、ページの修正や追加には専門知識が必要です。

しかし、最近ではホームページを作る際に「STUDIO」や「WordPress」といった、コードの記述がほとんど必要ないツールを用いるのが一般的です。

このようなツールを使って設計されたホームページなら、素人でも簡単な操作でページの編集や追加ができます。

例えば、以下のような時に、自社ですぐ更新ができたら便利ですよね。

  • 新しい商品やサービスを追加したい
  • イベントやキャンペーンの情報を発信したい
  • 新しいお知らせを載せたい
  • ブログを更新したい
  • 商品の価格や仕様の変更を予告したい

「現在は制作会社に更新業務を依頼している」という場合でも、自社での更新に切り替えることで、情報掲載スピードを向上できる可能性もあります。

ホームページを自社で更新する必要が出てきたら、自社でも更新可能な設計へのリニューアルを検討してください。

10:ホームページの運用方針を変えたい時

ホームページの運用方針を変えたい時も、リニューアルタイミングの1つです。

ホームページの運用方針を変えるケースとしては、

  • 新しい機能やシステムの導入
  • 情報発信フローの改善
  • 有識者の離職

などが想定されます。

ホームページは時代に合わせて進化していきます。

数年前に作ったサイトを使い続けるよりも、一度最新システムにリニューアルした方が、運用の効率がよくなる可能性もあるのです。

例えば、「これまで社内のシステム担当に都度更新を依頼していたが、広報担当者が記事を更新するフローに変えたい」と思ったら、広報担当者でも更新できるようなシステムにリニューアルすれば解決できますよね。

ホームページの運用方針を変えたいと思ったら、それを叶えるためにリニューアルを検討すべきかも知れません。

11:ホームページのセキュリティ対策を強化したい時

ホームページのセキュリティ対策を強化したい時も、リニューアルのタイミングです。

ホームページのセキュリティ対策は、企業や組織にとって重要な課題です。

近年、ホームページを通したサイバー攻撃やデータ漏洩などのセキュリティ被害が増加しています。

「うちの会社は攻撃の対象になるほど有名じゃないから大丈夫!」

と思っているなら、それはとんだ勘違い。

実際、中小企業を狙ったサイバー攻撃は、年々増えているのです。

「ホームページから会社のサーバーにアクセスされ、顧客の個人情報や取引先の情報を盗まれた」といった被害も実際に起きています。

もし、あなたがホームページのセキュリティ対策を怠ったせいで顧客や取引先の情報が流出してしまったらどうなるでしょう?

会社の信頼が地に落ちるだけならまだしも、多額の損害賠償に発展する可能性もありますよね。

「ホームページのセキュリティ、大丈夫かな?」と思ったら、今すぐリニューアルによるセキュリティ対策強化を行ってください。

ホームページリニューアルの進め方9ステップ

ここからは、

「リニューアルのタイミングは理解できたけど、実際のリニューアルはどうやって進めれればいいの?」

と疑問をお持ちの方に向け、リニューアルの進め方を9ステップで解説していきます。

リニューアル成功には、事前の計画が欠かせません。

リニューアルに失敗したくないという方は、これから解説する内容を必ず押さえておいてください。

ホームページリニューアルの進め方9ステップ
  1. 目的の明確化
  2. 課題の洗い出し
  3. 制作会社の選定
  4. ヒアリング
  5. 要件定義
  6. デザイン制作
  7. ホームページ構築
  8. 公開
  9. 運用

1:目的の明確化

ホームページリニューアルの第1ステップは、目的を明確化することです。

リニューアルの目的を具体的に定めることで、達成すべき目標や解決すべき課題が明確になります。

例えば

  • 集客効果アップ
  • ブランドイメージの刷新
  • 使いやすさや満足度の向上

など、同じホームページでも、リニューアルの理由や会社の方針によって目的は様々です。

まずは、

「そもそもなぜホームページをリニューアルしようと思ったのか?」
「今のホームページに欠けている要素は何か?」
「顧客からはどんな不満が上がっているか?」

といった観点から、リニューアルの目的を洗い出していきましょう。

場合によっては目的が複数できてしまうかも知れませんが、できれば1つか2つに絞っておいてください。

あまり目的が多すぎると、結局どれが一番大切なのかが分からなくなり、方向性がブレてしまう危険があります。

ホームページのリニューアル作業を進める前に、まずは目的を明確にしてください。

2:課題の洗い出し

目的を明確にしたら、次は目的達成のために解決しなければならない課題を洗い出していきます。

例えば、集客効果アップが目的なら

  • 検索順位が低い
  • お問い合わせフォームがない
  • SNSと連携できていない

のように、具体的な課題を探してみてください。

自社で課題を洗い出すのが難しいなら、制作会社の無料カウンセリングを使うのも一つの手です。

課題を明確にすれば、どんなリニューアルを行うべきかも明確になります。

実際のリニューアル作業に入る前に、必ず解決すべき課題の洗い出しを行いましょう。

3:制作会社の選定

リニューアルを制作会社に依頼する場合、この段階で制作会社を探します。

「制作会社なんて、どこに頼んでも一緒じゃないの?」って思われる方もいるかも知れません。

でも、制作会社によって

  • 予算
  • スケジュール
  • 得意な業種
  • 提供されるサービス

などに様々な違いがあります。

制作会社選びのポイントは、

「予算やスケジュールは想定範囲内か」
「どの会社なら自社の目的を達成できそうか」

といった視点で、複数の制作会社を比較すること。

例えば集客目的でリニューアルするなら、集客に強い制作会社を選ぶのがベストです。

可能なら2-3件の制作会社に相見積もりを取ると良いでしょう。

リニューアルを成功させたいなら、制作会社の選定も慎重に行ってください。

4:ヒアリング

制作会社が決定したら、次は担当者からヒアリングが行われます。

基本的にはヒアリング内容に一つひとつ答えていくだけですが、

  • リニューアルの目的
  • 解決したい課題
  • 希望するデザイン
  • 付けたい機能

などを詳細に伝えるほど、制作会社側との認識ズレが起きにくくなります。

逆に、ヒアリングへの回答が大まかすぎると、「完成したサイトがイメージと全然違う…」といった事態に繋がりかねません。

言葉での表現が難しい場合は、イメージが近い参考サイトや手書きのラフなどを用意しても良いでしょう。

ヒアリング前に、必ず自社の要望を整理しておき、できるだけ詳細かつ正確に共有を行ってください。。

5:要件定義

ヒアリングが完了したら、その内容をもとに、制作会社がホームページの要件を定義します。

  • 必要なページ数
  • 搭載する機能やシステム
  • デザインの方向性
  • コンテンツの構成

といった内容が提示されるため、自社の認識と相違がないか確認しましょう。

自社でリニューアルを行う場合でも、上記の項目は必ず決定しておいてください。

要件定義は、リニューアル成功を左右する重要なステップです。

ここで決めた要件に沿ってこの後のステップが進行していくので、不明点や不満があれば必ずこの段階で解消しておきましょう。

6:デザイン制作

要件定義が完了したら、いよいよデザインの制作に入ります。

「人は第一印象で9割決まる」と言いますが、ホームページも第一印象が大事です。

せっかく機能やシステムを刷新して利便性が上がっても、見た目が悪いからという理由で離脱されてしまっては元も子もありませんよね。

  • 最新のトレンドに沿っているか
  • 自社のブランドイメージに合っているか
  • 自社のターゲットに合っているか
  • 使いやすさを損なうデザインになっていないか

といった観点でデザインの確認を行いましょう。

ただし、制作会社やプランによっては、デザインに制限が付くこともあります。

予算やスケジュールに合わせ、可能な範囲で魅力的なデザインを目指してください。

7:ホームページ構築

デザインが完成したら、プラグラミング言語を用いて、ホームページをインターネット上に公開できる形にしていきます。

  • コーディング
  • データベース設計
  • 機能実装

といった専門知識が必要な作業なため、ほとんどの場合は外部に委託することになるでしょう。

もし自社で運用可能なホームページにしたい場合、この段階でWordPressなどのシステムを導入する必要があります。

構築作業前に、もう一度、運用に関する希望や必要な機能を見直しておくと良いでしょう。

構築完了後は、制作会社が用意したテスト環境で実際の動きを確認できることが多いです。

  • PCでもスマホでも使いやすいか
  • アニメーションは想定通りに動いているか
  • タップしにくいボタンはないか
  • お問い合わせフォーム送信後の確認メールは正常に届くか

などをチェックし、公開前に修正したい箇所があれば遠慮なく担当者に伝えてください。

8:公開

構築後の確認や修正が完了したら、いよいよ公開作業に入ります。

まずは、機能の動作チェックや表示の確認作業が行われ

  • 誤字脱字がないか
  • 表示が崩れていないか
  • リンク切れはないか
  • 機能はどんな条件でも正確に動作するか

などを確認します。

これら全てのテストに問題がなければ、ようやく公開です。

これでリニューアル作業の全工程が完了となりますが、ホームページは公開したら終わりではなく、そこからがスタート。

次に解説する「運用」こそが最も重要なので、必ず最後まで確認してください。

9:運用

リニューアルの最終ステップは、公開後の運用作業です。

せっかくお金と時間をかけてリニューアルしたホームページでも、公開後に放置してしまったら意味をなしません。

ホームページを長期的に有効活用したいなら、

  • 定期的な情報更新
  • アクセス解析
  • 課題の分析と改善

といった作業が必要です。

自社内に運用担当者を用意できない場合、制作を依頼した会社にその後の運用作業まで担当してもらうこともできます。

リニューアルの効果を最大限高めるために、魅力的なコンテンツやサービスを提供し続けられるような運用体制を整えておきましょう。

ホームページをリニューアルする際の注意点3つ

続いて、ホームページをリニューアルする際の注意点を3つ紹介します。

リニューアルのタイミングや進め方が分かっていても、これらの注意を怠ると、リニューアルが台無しになってしまうかも知れません。

実際の作業に入る前に、必ず以下の注意点を確認しておいてください。

ホームページをリニューアルする際の注意点3つ
  1. 目的は明確か?
  2. 費用は適切か?
  3. 最適な制作会社を選んでいるか?

1:目的は明確か?

ホームページリニューアルを成功させるカギは、「明確な目的を持っていること」です。

  • なぜリニューアルが必要なのか
  • どんな問題を解決したいのか
  • 最終的にどんな結果を求めているのか

これらが明確でないままリニューアルを進めると、

  • 無駄な作業が発生して余計なコストがかかる
  • リニューアルの方向性がズレる
  • 要望がコロコロ変わっていつまでもリニューアルが終わらない

といった事態に発展します。

例えば、集客効果アップを目的としたリニューアルなのにデザインばかり気にしていたら、当然ながら集客力のあるホームページにはなりません。

最初に明確な目的を立てること、そして、その目的を見失わずに作業を進めることを心がけてください。

2:費用は適切か?

ホームページリニューアルでは、費用が適切かを必ず確認しましょう。

リニューアル費用は、サイトの規模やリニューアルの目的によって大きく変わります。

小規模なホームページなら10万円程度でリニューアルできることもあるし、大規模なホームページになると数百万円かかる可能性もあるのです。

小規模ホームページリニューアル費用の相場【20ページの場合〇〇万円】

当初の想定より費用がかかることも多いため、あらかじめ自社のホームページのリニューアル費用を見積もった上で予算を立てましょう。

費用の見積もりが難しい場合は、制作会社の無料カウンセリングを利用するのがおすすめです。

複数の制作会社に相見積もりを取ることで、条件にあった依頼先を見つけやすくなります。

ただし、安さだけで選ぶのはやめてください。

安くリニューアルできるプランには、それなりの理由があります。

  • 初心者が実装を担当する
  • テンプレートを使ってデザインする
  • ページ数や機能に制限がある

安さにこだわりすぎて他が蔑ろになってしまうと、本来の目的を達成できないかもしれません。

逆に、

  • デザインに凝りたい
  • 通販機能をつけたい
  • 動きのあるサイトにしたい

など、要望を全て満たそうとしたら、当然その分予算がかかってしまいます。

リニューアル費用に見合った効果を得たいなら、目的達成に必要な予算を確保しつつ、無駄はコストは徹底的に省くことを意識してください。

3:最適な制作会社を選んでいるか?

ホームページリニューアルで目的を達成するには、最適な制作会社を選んでいるかも重要です。

制作会社には、それぞれ強みがあり、目的に合った制作会社を選ばないとリニューアル効果が半減します。

商品を販売するわけではないのに、オンラインショップが得意な制作会社にリニューアルを依頼してしまったら、目的を達成できないかもしれないですよね。

  • 集客が目的なら集客に強い制作会社
  • ブランドイメージを向上させたいならデザインが得意な制作会社
  • セキュリティを強化したいならセキュリティ対策に力を入れた制作会社

というように、目的を達成できそうな制作会社を選びましょう。

ホームページリニューアルの成功は、制作会社選びによって大きく左右されます。

  • 実績
  • サービス
  • 料金体系
  • 評判

などを比較検討して、自社にとって最適な依頼先を選定してください。

まとめ

最後に、本記事の内容をまとめます。

ホームページリニューアルのベストタイミングは、以下の通りです。

ホームページをリニューアルするタイミング11選
  1. デザインが古くなったと感じた時
  2. まだスマホ対応していない時
  3. ホームページが使いづらいと感じた時
  4. ホームページから集客できなくなった時
  5. 会社のイメージを変えたい時
  6. ホームページの情報が古くなっている時
  7. ホームページの情報量が増えてきた時
  8. ホームページに新しい機能を追加したい時
  9. ホームページを自社で更新する必要が出てきた時
  10. ホームページの運用方針を変えたい時
  11. ホームページのセキュリティ対策を強化したい時

「今がリニューアルのタイミングだ!」と思ったら、作業を始める前にリニューアルの進め方を把握してください。

ホームページリニューアルの進め方9ステップ
  1. 目的の明確化
  2. 課題の洗い出し
  3. 制作会社の選定
  4. ヒアリング
  5. 要件定義
  6. デザイン制作
  7. ホームページ構築
  8. 公開
  9. 運用

また、リニューアルの際にはこれらの注意点も必ず押さえておいてくださいね。

ホームページをリニューアルする際の注意点3つ
  1. 目的は明確か?
  2. 費用は適切か?
  3. 最適な制作会社を選んでいるか?

「リニューアルのタイミングと進め方は分かったけど、制作会社選びが面倒だな」とお悩みの方へ。

弊社は本気で集客を考えるホームページ制作会社として、ホームページのリニューアルを数多く手掛けています。

リニューアルを検討しているなら、ぜひお気軽に弊社の無料相談をご活用ください。

貴社の状況や既存ホームページの課題をヒアリング・分析した上で、適切なリニューアルプランを作成させていただきます。

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