- 予算は少ないけどホームページのアクセスは増やしたい
- 本業の片手間ですぐ実行に移せる集客方法があればいいのに…
- 小さい会社でもできる裏技的な集客方法ってないかな?
と疑問や不満を抱えている方の悩みを解決できる記事を書きました。
本記事を読めば、立ち上げた小さい会社でも取り組みやすい14個の集客方法とそれぞれの特徴、集客効果をあげるコツがわかります。
この記事を執筆している私は、集客に悩む中小企業のホームページ改善やSEO対策に取り組む現役Webディレクターです。
アクセス数が週に300回前後だった地方密着型サービスのホームページを改善し、最大3000回/週のアクセス数までアップさせた事例もございます。
本記事では、そんな私が厳選したホームページ集客方法を合計14個紹介します。
記事を最後まで読み終えれば、
- 予算が少ない、手間をかけられない場合に採るべき集客方法は何か
- その集客方法で売り上げを最大限アップさせるには何をすべきか
という内容がわかります。
ホームページの集客でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ホームページ集客方法の選び方4つ
まずは、ホームページでの集客方法の選び方を4パターン解説します。
ホームページの集客には、当然ながら相応のお金や時間がかかります。
予算や人員といったリソースの限られる中小企業においては、あらかじめ集客方法を厳選しておかないと
・あれこれ試すうちに予算を使い込んで損失を出してしまう
・作業に時間がかかり本来の業務を圧迫してしまう
といった事態に陥りかねません。
ホームページの集客アップには、「最適な集客方法選び」が最も大切といっても過言ではないのです。
今回解説する4つの選び方全てに目を通して、自社のホームページにあった集客方法を選定してみてください。
- 費用から決める
- 期間から決める
- スキルの有無で決める
- 競合調査で決める
費用から決める
ホームページの集客にかけられる費用によって、最適な集客方法は変わります。
中小企業の集客においては、予算の捻出が最も大きな課題となることが多いです。
予算が少ない場合には、当然費用のかからない集客方法を採るほかありません。
ただし、コストのかかる施策ほど得られる効果が大きいのも事実です。
集客を大きく伸ばしたいのであれば、予算の追加も検討しましょう。
集客にかけられる費用から集客方法を選ぶ際には、以下を参考にしてください。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- アフィリエイト
- SNS運用
- Googleビジネスプロフィール活用
- プレスリリース配信
期間から決める
ホームページの集客方法は、効果がでるまでに要する期間から決めることもできます。
基本的には、長期間かかる施策の方が継続的に集客できるため効果が高くなります。
しかし、効果が出るまでに時間がかかると言うことは、それだけの労力を割かなければならないと言うこと。
従業員数が少ない企業の場合、集客対策に人員を割くことで本来の業務が疎かになるおそれもあります。
継続的な集客効果を得たいのであれば、担当者の労働時間や施策の外注費用といったコストがかかることを念頭においてください。
また、期間限定の商品や、繁忙期・閑散期のあるサービスなどを取り扱っている場合、集客効果は一時的で良いケースもあります。
- 集客効果は短期的でも即効性を重視したい
- 時間がかかっても長期的に集客効果が続いてほしい
このように明確な要望がある場合は、以下を参考に集客方法を選んでください。
- プレスリリース配信
- 街中や交通機関の広告
- ポスティング
- SEO対策
- オウンドメディア運用
- 口コミや比較サイト
スキルの有無で決める
小さな会社の場合、集客方法の選定にはスキルの有無も重要です。
SEO対策やメディア運営などの施策で効果を出すには、ある程度の知識や経験が必要です。
社内に詳しい人がおらず、外部への委託料や学習コストを払いたくない場合には、当然その集客方法を諦めるほかありません。
ただし、スキルが必要な施策ほど大きな集客効果が得られるものが多いです。
- まずは社内のスキルだけで出来る集客方法から手をつけたい
- 外部委託やコンサルを利用してでも効果の高い集客方法を選びたい
この2つでは選ぶべき施策が全く異なります。
それぞれ以下を参考に、社内の方針に合わせて集客方法を選んでみてください。
- SNS運用
- Googleビジネスプロフィール活用
- 口コミや比較サイト
- SEO対策
- オウンドメディア運用
- 公式LINEやメルマガ
競合調査で決める
業界内に多数の競合がいるなら、それらの企業と被らない集客方法を選ぶのも手です。
特に、多大なお金をかけて集客対策を行っているような競合他社が複数いる場合、小さな会社の資金力でそこに打ち勝つのは難しいでしょう。
資金力のある競合と被らない施策を選ぶのも、立派な戦略の一つです。
ただし、
- 業界や商品との相性が悪い
- ターゲット層との相性が悪い
という理由で選ばれていない施策の場合、自社でその集客方法を実施しても当然効果はでないでしょう。
競合調査で集客方法を選ぶ際には、「なぜ多くの企業が実施していないのか」を見極めた上で選定してください。
小さい会社こそ実施すべきホームページ集客方法14選
ここからは、ホームページの集客方法を14個一気にご紹介していきます。
SEO対策 | 長期間かけて着実に集客を増やしたい場合におすすめ。 結果が出るまでに時間はかかるが一度検索上位に表示できればアクセス数を大きく伸ばせる。 |
SNS運用 | 拡散力が強いため、会社やブランドの認知を広めたい場合におすすめ。 |
Googleビジネスプロフィール活用 | マップ上に掲載されるため地域密着型のビジネスにおすすめ。 |
オウンドメディア運用 | 量産した記事からユーザーを呼び込むため、潜在顧客層の分析や獲得を目指す場合におすすめ。 |
プレスリリース配信 | 第三者から情報を発信するため、信頼度が重要な商品やサービスにおすすめ。 |
イベント開催 | 確度の高いユーザーにアピールできるため、お問い合わせや商品購入などの行動を増やしたい場合に効果的。 |
公式LINEやメルマガ | ダイレクトな情報を継続的に発信できるため、リピーターの獲得に効果的。 |
口コミや比較サイト | 口コミサイト自体の知名度を利用できるため、一度上位に表示されれば大きな効果を得られる。 |
リスティング広告 | 商品やサービスに関連したキーワードで検索したユーザーに宣伝できるため、確度の高い層に向けてアピールでき即効性が高い。 |
ディスプレイ広告 | 画像や動画を使った訴求ができるため、見た目が重要な商品・サービスにおすすめ。 |
SNS広告 | 広告がSNS内で拡散されることがあるため、手っ取り早く商品やブランドの認知度を上げたい場合におすすめ。 |
アフィリエイト | 商品購入や申し込みといった成果ベースで報酬を払うため、できるだけ無駄なコストをかけずに宣伝したい場合におすすめ。 |
街中や交通機関の広告 | 多くの人の目に触れるため、商品やブランド、会社の認知を大きく拡大できる。 |
ポスティング | 1枚のチラシに多くの情報を掲載できるため、地域密着型の企業やサービスで効果を発揮しやすい。 |
それぞれの特徴やメリットデメリットも一緒に解説します。
数多くある集客方法の中で、どの手段が自社に合っているのか考えながら読み進めてみてください。
1:SEO対策
SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、GoogleやYahooといった検索エンジンでホームページを上位に表示させるための施策です。
- 会社や商品に興味のあるユーザーが流入しやすい
- 効果を持続しやすい
- 自社で対策を行う場合はお金がかからない
- 効果が出るまでに通常半年以上かかる
- SEOに関する知識やノウハウが必要
SEO対策は、自社の商品やサービスに関連するキーワードで検索を行った人に向けてアピールできるため、成果に結びつきやすいのが最大のメリットです。
一度検索上位を取れれば競合との差別化に繋がり集客効果が持続しやすい反面、SEOに関する知識やノウハウがないといつまで経っても成果が出ないこともあります。
多くの場合は効果が出るまでに半年以上の期間がかかるため、相応の人的リソースが必要になります。
数万~数十万円の予算を割けるのであれば、SEO専門業者への依頼も検討しましょう。
2:SNS運用
SNS運用は、X(旧Twitter)やInstagramといったSNSを用いた集客方法です。
投稿文やアカウントのプロフィールにURLを記載することで、ユーザーをホームページに誘導することができます。
- 無料で利用できる
- 専門知識がなくても登録や更新ができる
- 投稿が拡散され大きな集客効果に繋がることがある
- 効果が出るまでに時間がかかる
- アカウントを伸ばすにはセンスやスキルも必要になる
- 炎上により企業やサービスの印象を下げるリスクがある
手軽に利用できるSNSで集客を行うため、費用がかからず中小企業でも運用しやすいのが大きなメリットです。
また、SNSを使った集客の特徴として拡散力の高さが挙げられます。
ユーザーの目を引く投稿で注目を勝ち取れれば、情報が広く拡散され会社や商品の認知拡大に繋がります。
実際に、プレゼントキャンペーン開催や定期的なお役立ち情報の発信でユーザーの支持獲得に成功した中小企業も数多く存在します。
ただし、「炎上」と呼ばれる批判やバッシングなどマイナス方向での拡散力も強いため、発信内容には注意が必要です。
3:Googleビジネスプロフィール活用
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップの検索結果に表示される「ローカルビジネス情報」を管理するツールです。
付近の飲食店を探すとき、「新宿 カフェ」などと検索したら複数の店舗情報と地図が表示されることがありますよね。
その際に表示される店舗情報や画像、口コミこそがローカルビジネス情報です。
Googleビジネスプロフィールを活用してローカルビジネス情報を充実させれば、検索結果の上位に表示されユーザーをホームページに誘導できます。
- 地域密着型の企業や商品に対する効果が高い
- 無料で利用できる
- 効果が持続しやすい
- 悪い口コミが多いと逆効果になる
- 検索上位に表示させるには知識やノウハウが必要
ローカルビジネス情報はマップ上や地域名を含む検索時に表示されるため、地域密着型の企業や商品と相性が良いのが特徴です。
比較的新しいシステムであり対策を行っていない企業も多いため中小企業でも上位表示を勝ち取りやすく、一度上位表示されれば集客効果が持続しやすいというメリットもあります。
ただし、地域内に競合が多い場合はなかなか上位表示に至らないこともあります。
また、利用者からの口コミは基本的に操作できないため、悪い口コミが集客に悪影響をもたらす可能性もあり注意が必要です。
4:オウンドメディア運用
オウンドメディアとは、企業が運営するブログを指します。
ブログの投稿を検索結果上位に表示させ、記事を通してホームページへの集客を行う手法です。
- 効果が持続しやすい
- 潜在顧客に向けたアピールができる
- 無料で使用できるサービスがある
- 記事の作成や更新に労力がかかる
- SEOやライティングに関する知識が必要
- 初期費用がかかる場合がある
オウンドメディアを使った集客では、会社や商品の関連キーワードに関する記事を量産していきます。
そのため、複数の記事で検索上位を取れれば認知を大きく拡大でき、効果も持続しやすいというメリットがあります。
ただし、検索上位に表示される記事を作るには労力がかかり、SEOやライティングに関する知識も不可欠です。
自社でオウンドメディアを運用するのが難しい場合には、専門業者への外注も視野に入れましょう。
初期費用を抑えたい場合、
- Amebaブログ
- はてなブログ
といった無料のブログ作成サービスを利用する方法もあります。
もちろん、投稿機能のついたホームページを持っており記事を自社内で作成する場合も初期費用はかかりません。
5:プレスリリース配信
プレスリリース配信とは、新聞や雑誌、Webメディアといった情報媒体を使って自社の商品やサービスに関する情報を発信する集客方法です。
- 第三者からの発信であるため信頼されやすい
- 一度で多くの人に配信できるため即効性が高い
- 無料もしくは少ない費用で利用できる
- 興味を持ってもらえるようなニュースや商品が必要
- ターゲット層のミスマッチがあると効果が低くなる
プレスリリース配信で集客する最大のメリットは、第三者からの客観的な視点で発信されるため企業の規模に関わらず信頼を得やすいことです。
知名度のあるメディアに取り上げられれば、一度の発信で多くの人に情報を届けることもできるでしょう。
ただし、メディアで取り上げてもらえるような情報を発信する必要があるため難易度が高いという側面もあります。
お金を払って記事を掲載してもらうこともできますが、ユーザーの興味を引く情報でなければ集客効果にはほとんど繋がりません。
新商品や新サービスのリリース、イベント情報など、話題性のある情報を発信したい時にスポットでプレスリリース配信を利用するのが得策です。
6:イベント開催
セミナーや体験会などのイベントも、ホームページへの集客に利用できます。
- 確度の高い顧客を集められる
- 顧客理解に繋がる
- 無料ツールを利用すれば費用がかからない
- イベントへの集客や準備に手間がかかる
- 集客できる人数が限られる
自社の商品やサービスをアピールするための手段として開催されるイベントであれば、当然その商品やサービスに興味のあるユーザーが集まるはず。
つまり、確度の高いユーザーを狙ってホームページへ集客できるのがイベント開催による集客のメリットです。
イベントといっても、必ずしも大きな会場を貸し切ったり数百人の参加者を集める必要はありません。
最近では、「zoom」や「google meet」といったオンライン会議ツールを使用したセミナー(通称:ウェビナー)も増えています。
このようなツールを利用すれば無料でイベントを開催できるのも大きなポイントです。
確度の高いユーザーを集められるのであれば、参加者が数人〜数十人でも十分な集客効果を得られるでしょう。
ただし、イベント自体への集客や事前準備にそれなりの手間がかかるため、費用対効果は十分確認しましょう。
7:公式LINEやメルマガ
公式LINEやメールマガジンを使用した集客は、リピーターの獲得に効果的です。
- 顧客の特性ごとに異なる内容を配信できコンバージョンに繋がりやすい
- 会社や商品を継続的にアピールできる
- リストの獲得に時間がかかる
- 配信ステップの構築や運用に手間がかかる
集客対象はすでにLINEの友だち登録やメールアドレス獲得が済んでいる層に限られますが、ダイレクトな情報発信ができるため訴求力が強いのが特徴です。
例えば、クーポンの配信やキャンペーン開催のお知らせ発信で店舗への来店や商品購入を促すこともできます。
専用ツールを使えば、顧客の属性や行動に応じて配信内容を変える「ステップ配信」の設定もでき、うまく運用すれば継続的にリピーターを獲得できます。
ただし、効果の高いステップ配信の設定には顧客理解やノウハウが必要です。
配信内容や顧客との相性を見極めなければ、「しつこい」「役に立たない」というマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。
本格的に公式LINEやメルマガでの集客を始めるなら、専門業者への依頼も検討しましょう。
8:口コミや比較サイト
ホームページへの集客には、口コミサイトや比較サイトへの掲載という方法もあります。
- 確度の高い顧客にアピールできる
- 知名度の高いサイトに掲載されるため信頼に繋がる
- ランキング上位に入れば高い効果を得られる
- 競合が多いジャンルでは上位表示が難しい
- 評価が低いと逆効果になる
口コミや比較サイトに訪れるユーザーは、すでに「商品を買いたい」「サービスを利用したい」といった目的を持っていることが多いです。
そのため、比較サイト内で会社や商品の魅力をアピールできればホームページに訪れてもらえる確率も高くなります。
ユーザー数の多いサイトでランキング上位に入ることができれば、知名度や信頼度の上昇にも大きく貢献します。
サイト全体のランキングで上位を目指すのは難しくても、狭い地域やジャンル内で上位表示を勝ち取れば十分な効果が期待できます。
その反面、競合と比べて評価が低いと信頼を損なう恐れもあるため利用は慎重に検討する必要があります。
9:リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンでの検索結果上部に表示されるテキストを中心とした広告です。
興味のあるキーワードを検索した際、画面上部に「広告」という記載のある検索結果が表示されることがありますよね。
それがリスティング広告です。
- 確度が高いユーザーに配信できる
- 予算や配信期間をコントロールできる
- ターゲットを絞った配信設定ができる
- 効果を高めるには知識やノウハウが必要
- キーワードによってコストが変動する
リスティング広告は検索キーワードに応じて広告を表示できるため、確度の高いユーザーにアピールでき即効性が高いのが特徴です。
予算の上限や配信期間を設定できるので、無理なく運用可能なのも嬉しいポイントです。
「居住地域」「年齢」「性別」といった属性をターゲットに合わせて絞り込むことで、さらに集客効果を上げることもできます。
「限られた予算内でとにかく訪問数を上げたい」という場合にはリスティング広告の利用を検討してみましょう。
ただし、広告を出すキーワードによって1クリックにかかる費用が変動することに注意が必要です。
競合の多いキーワードだと、1クリックあたり1,000円以上の費用がかかることもあります。
リスティング広告を使用する際には、広告にかかる費用と得られる効果が見合うか十分に検討しましょう。
10:ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトの広告欄に表示される広告のことです。
- 画像や動画を使った宣伝ができる
- ターゲットを絞った配信設定ができる
- 効果を高めるには知識やノウハウが必要
- 確度の低い顧客も流入してしまう
ディスプレイ広告を利用する最大のメリットは、画像や動画を使用できることです。
ビジュアル面での訴求ができるため、文字だけでは伝わりにくい情報を視覚的に伝えることができます。
アパレルや食品、建築、エンタメなど、商品やサービスの見た目が重要な業界には最適な集客方法です。
検索に連動した広告ではないためキーワードを絞って表示させることができないのがネックですが、
- 「居住地域」「年齢」「性別」といったユーザー属性で絞り込む
- ターゲットがよく利用するサイトに広告を出す(例:食品の広告:主婦がよく閲覧するサイト、カメラの広告:カメラ情報の発信ブログ)
このような運用をすれば、興味のあるユーザーに広告を届けやすくなります。
11:SNS広告
SNS広告とは、その名の通りX(旧Twitter)やInstagramといったSNSに広告を出す集客方法です。
- ターゲットを絞った配信設定ができる
- 広告がSNS内で拡散されることがある
- 競合他社と比較されにくい
- 効果を高めるには知識やノウハウが必要
- ネガティブな印象を与えることがある
ターゲットを絞った配信設定ができるという点では他の広告と同じですが、拡散力が強いのがSNS広告の強みです。
また、「潜在顧客」と呼ばれる「商品やサービスで解決したい課題があるものの行動に至っていない層」への訴求に向いているという特徴もあります。
いつか解決したいと思っている課題に対して受動的に情報を得られるため、競合との比較前に行動を喚起できるのです。
ただし、何度もタイムライン上に表示される広告に対して嫌悪感を抱くユーザーもいるため、過度な使用には注意が必要です。
12:アフィリエイト
アフィリエイトとは、企業や個人のブログ運営者に報酬を払う形で宣伝を代行してもらう集客方法です。
- 成果が発生した時のみ報酬を払うので安心
- 自社の労力を最低限にできる
- 効果が持続しやすい
- 掲載内容や記事の質がコントロールできない
- 紹介してもらうにはそれなりの報酬が必要
アフィリエイトの特徴は、基本的に成果報酬型であることです。
商品購入や申し込みといった成果に対してのみ報酬を払うため、ホームページを訪れただけのユーザーに対しては報酬が発生しません。
また、記事の作成や更新作業もブログ運営者が行うため自社が使う労力を最低限にできるのも嬉しいポイントです。
ただし、質の高い記事を書いてもらったり、たくさんのブログで取り上げてもらうにはそれなりの報酬額が必要になります。
アフィリエイト利用前に、費用対効果を十分検討する必要があるでしょう。
13:街中や交通機関の広告
街中や交通機関の広告をホームページへの集客に活用することもできます。
外に出れば、道路脇や駅構内、電車やタクシーの車内など至る所で広告を目にしますよね。
店舗への来店や商品購入を促す広告が多いイメージもあるかもしれませんが、用途はその限りではありません。
- HPへアクセスできるQRコードを設置する
- 「〇〇で検索」というテキストを設置する
このような手段で、広告を見て興味を持ったユーザーをホームページに誘導できます。
- 多くの人の目に触れるため認知を拡大できる
- ターゲットを絞って宣伝できる
- ホームページに直接アクセスさせることができない
- 出稿場所の見極めが必要
街中や交通機関に広告を出すメリットは、多くの人の目に日常的に触れることになり認知を拡大できる点です。
また、
- ビジネスマンにアピールしたいなら電車やタクシー広告
- 若者にアピールしたいなら若者が集まる駅構内の広告
というようにある程度ターゲットを絞り込んで宣伝を行うことも可能です。
ただし、インターネット上の広告と違い、ホームページにアクセスするまでに
- QRコードの読み込み
- 検索
といった手間が発生するため、アクションに至るユーザーの割合が低くなりがちなことに注意が必要です。
14:ポスティング
ポスティングとは、宣伝用のチラシを個人宅に投函することです。
チラシ内にURLやQRコードを設置しておくことで、ホームページへの集客に活用することができます。
- 地域密着型のビジネスで効果を発揮しやすい
- 一度の宣伝で十分魅力をアピールできるため
- 宣伝できる地域が限定される
- 魅力的なチラシを作るには知識やノウハウが必要
ポスティングは宣伝できる地域が限られる反面、地域密着型の企業やサービスで効果を発揮しやすいのが特徴です。
また、インターネット上の広告に比べて情報を掲載できるスペースが広くデザインの自由度も高いため、一度の宣伝で十分に魅力をアピールできます。
ただし、魅力的なチラシを作るにはそれなりの知識やノウハウが必要です。
つい読みたくなるような訴求力の強いチラシを作るため、印刷会社やデザイナーへの依頼も視野に入れましょう。
ホームページ集客の効果を上げるコツ
ここからは、ホームページの集客効果を上げるコツを紹介していきます。
小さな会社の集客では、おそらく予算の捻出が最も大きな課題となるでしょう。
そこで、今回は「助成金を使って200万円の予算を確保した場合」の戦略をご紹介します。
これから紹介するコツは、限られたリソースの中でより多くの集客を得るために欠かせないポイントです。
自社の予算にかかわらず、ホームページ集客で売り上げを伸ばしたい方はぜひ読んでみてください。
- ホームページ内のコンテンツを充実させる
- デジタル広告で見込み顧客にアプローチする
- 余剰資金で継続的な効果のある施策に取り組む
1:ホームページ内のコンテンツを充実させる
ホームページ集客に取り組む際、まず見直すべきはホームページの内容です。
いくら集客対策によってホームページへの流入数が増えても、その後の行動に繋がらなければ意味がありません。
- サービスや商品の内容が載っているか?
- お問い合わせや商品購入への導線があるか?
- 商品情報や会社概要は最新の内容になっているか?
- スマートフォンでの表示に対応しているか?
この辺りは最低限満たしておく必要があります。
すでに最新の商品情報やお問い合わせ導線を掲載している場合は、以下のような「ユーザーが知りたい情報」が網羅できるようコンテンツを充実させていきましょう。
- 料金やプランの詳細
- 購入者の声や導入事例
- よくある質問
- 営業日や予約情報が一目でわかるカレンダー
上記の要件を満たしていない場合、まずはホームページのリニューアルやコンテンツ追加に取り組みましょう。
10ページ程度のホームページなら、リニューアルの外注費用はおおよそ以下の通りです。
- 全体のデザインやページ構成を変更する場合:50~100万
- ページの追加や一部機能の追加など小規模な更新:10~30万
今回は、50万円でホームページ全体をリニューアルしたとして残り150万円の使い道を考えていきましょう。
2:デジタル広告で見込み顧客にアプローチする
集客に繋がるホームページを用意できたら、見込み顧客をホームページへ誘導するための施策を打っていきます。
前述した通りホームページの集客方法は様々ですが、手軽に訪問数を増加させたいなら広告の利用がおすすめです。
ここでは、自社で半年間「リスティング広告」を運用した場合の戦略を考えてみます。
リスティング広告では、広告のクリック毎に料金がかかります。
1クリックあたりの料金はキーワードによって変動しますが、100~300円程度が多いためここでは200円として計算していきます。
広告をクリックした人の中で、50人に1人が商品を購入してくれるなら、1購入あたりにかかる広告費は
200円 × 50クリック = 10,000円
で10,000円ということになります。
1ヶ月で10人からの商品購入を目標にするなら、
10,000円 × 10人 = 100,000円
で月の広告費は10万円となります。
実際の運用では、「思ったより集客効果がでない」「想像以上に売り上げが伸びた」といった理由で広告費が変動していくでしょう。
今回は、リスティング広告での集客がうまくいき、10万円→20万円→30万円と徐々に広告費を増やしていった場合を想定します。
- 1~3ヶ月目:10万円
- 4~5ヶ月目:20万円
- 6ヶ月目:30万円
上記の予算で広告を運用した場合、半年間で100万円の広告費がかかります。
50万円でホームページ全体をリニューアル、100万円で半年間リスティング広告を出稿する場合、合計150万円の予算を消費します。
この時点である程度の集客効果は出ているはずですが、残りの50万円でさらに成果を出す方法を考えてみましょう。
3:余剰資金で継続的な効果のある施策に取り組む
広告を使った集客効果を継続させるには、サービスに広告費を払い続ける必要があります。
もし予算に余剰があるなら、継続的な効果のある施策に取り組み、広告に依存しない集客を目指しましょう。
- SEO対策
- オウンドメディア運用
- 口コミや比較サイト
これらの施策は効果が出るまでに長期間かかりますが、一度効果が出れば継続的かつ大きな集客効果を得ることができます。
小規模なホームページのSEO対策なら、10~50万円程度で外注可能です。
すでにある程度のSEO対策を実施済みであれば、オウンドメディアに掲載する記事の制作を外注したり、記事を自社で制作するためにコンサルティングを利用するのもおすすめです。
広告にかける費用を減らしてもホームページからの売り上げを維持できるよう、長期的な集客効果を得るための施策も少しずつ取り入れていきましょう。
まとめ
最後にこの記事の内容をまとめます。
- SEO対策
- SNS運用
- Googleビジネスプロフィール活用
- オウンドメディア運用
- プレスリリース配信
- イベント開催
- 公式LINEやメルマガ
- 口コミや比較サイト
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- アフィリエイト
- 街中や交通機関の広告
- ポスティング
集客方法それぞれに特徴があるので、以下を参考に最適な方法を選定しましょう。
- 費用から決める
- 期間から決める
- スキルの有無で決める
- 競合調査で決める
ホームページ集客の方向性が見えたら、以下のコツを意識しながら効率を最大化していきましょう。
- ホームページ内のコンテンツを充実させる
- デジタル広告で見込み顧客にアプローチする
- 余剰資金で継続的な効果のある施策に取り組む
ホームページ集客では、運用に知識が必要なものも多くあります。
集客に関するお悩みやご相談があれば、お気軽に私たちNorthWingにお問い合わせください。