ホームページのリニューアルは、3年から5年ごとに行うのが理想と言われています。
でも、実際に3〜5年の頻度でリニューアルを行なっている企業ばかりかと言うと、そうではないでしょう。
実際、制作会社として様々な企業様のホームページを見ていると、5年以上リニューアルされていないホームページはザラにあります。
それどころか、10年以上放置されているホームページを見かけることさえあります。
そこで今回は、ホームページのリニューアルを迷っている企業様に向けて、
- ホームページをリニューアルするメリットって何?
- ホームページのリニューアルを考えるタイミングはどんな時?
- ホームページのリニューアルで注意することはある?
という悩みを解決できる記事を書きました。
本記事では、ホームページリニューアルのメリットデメリットや適切なタイミング、注意点を完璧に理解できます。
この記事を執筆している私は、これまでに30件以上のホームページ制作に携わってきた現役Webディレクターです。
制作に携わる中で、ホームページをリニューアルする目的や最適なリニューアル方法は、会社やサービスによって様々だと学びました。
本記事では、そんな私がホームページリニューアルのメリットデメリットやリニューアルを検討すべきタイミング、そしてリニューアルの注意点まで徹底解説します。
記事を最後まで読めば、リニューアルをすべきかどうかが判断でき、適切な進め方までわかるはずです。
ホームページのリニューアルを迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ホームページリニューアルのメリット7つ
では早速、この記事の本題である、ホームページリニューアルのメリット7つを紹介していきます。
「今のホームページでもなんとかやっていけてるし、リニューアルまでは必要ないんじゃない?」とお思いの方もいるかも知れません。
しかし、ホームページのリニューアルで得られるメリットは多岐に渡ります。
今まで認識していなかったメリットが見つかり、リニューアルの決め手になる可能性もあります。
メリットを知っておくことは、ホームページをリニューアルすべきか判断する上で非常に重要なのです。
ホームページのリニューアルを検討中の方は必ず目を通してください。
- 最新情報を反映できる
- 企業のイメージアップに繋がる
- 読者の利便性が上がる
- アクセス数の向上が見込める
- お問い合わせ数の増加が期待できる
- セキュリティ対策を強化できる
- コスト削減に繋がる
1:最新情報を反映できる
ホームページをリニューアルすることで、会社やサービスの最新情報を反映できます。
逆に、長い間情報が更新されていないホームページは、顧客の不信感を招く原因になります。
もしあなたがどこかの会社のホームページを見た時に、
- 会社情報
- 事業内容
- サービス内容
このような情報が更新せずに放置されていたら、「この会社本当に大丈夫?」と思ってしまいますよね。
さらに、新しい商品やサービスの情報を掲載すれば、新規顧客の獲得も期待できるかも知れません。
長期休業や体制変更に関するお知らせをホームページ上で告知すれば、既存顧客からの信頼にも繋がります。
ホームページの情報が古いままになっている場合、リニューアルで最新情報を反映できるのは大きなメリットとなり得るのです。
2:企業のイメージアップに繋がる
ホームページのリニューアルは、企業のイメージアップにも繋がります。
なぜなら、会社やサービスをよく知らない人にとっては、ホームページの印象がそのまま企業へのイメージになるからです。
ホームページのデザインにはトレンドがあり、長期間リニューアルされていないホームページはどうしても古い印象を与えてしまいます。
あなたも、興味を持った会社のホームページを訪れたときに、「古そうなサイトだな」と感じたことはありませんか?
人によっては、デザインの古いサイトを見た時に、「手入れが行き届いていない」という印象を持つかもしれません。
特に飲食や美容など見た目が重要な商品を扱っているなら、ホームページが与える印象にもこだわるべきです。
ホームページのデザインが古いだけで会社のイメージが悪くなるなんて、もったいないですよね。
ホームページを洗練されたデザインにリニューアルして、ユーザーからの好印象を勝ち取りましょう。
3:読者の利便性が上がる
ホームページのリニューアルは、読者にとっての利便性向上にも繋がります。
古いホームページは、最新の技術に対応していないため
- スマホサイズの画面に対応していない
- テキストばかりで読みにくい
- デザインが単調で重要な情報がどこにあるのかわからない
という問題を抱えがちです。
一方、最新のホームページデザインは、「UI」つまり「利用者にとっての使いやすさ」を重視しています。
ホームページを古いまま放置しておくと、最新の技術やデザインに慣れた利用者に「使い心地が悪い」という印象を与えてしまうのです。
特に、スマホサイズの画面に対応していない場合は積極的にリニューアルを検討してください。
今やインターネット利用者のうちの大半がスマホをメインで利用しています。
実際、LINEヤフー株式会社の調査によると、15-79歳の89%がスマホを利用しており、PCのみを利用している人は全体の1%にすぎません。
参考:【LINEヤフー】〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2024年上期)|LINEヤフー株式会社
ホームページをスマホ画面に対応させることは、現代ではもはや必須事項なのです。
ホームページが使いにくいと感じたら、リニューアルによって便利で快適なホームページを目指しましょう。
4:アクセス数の向上が見込める
ホームページリニューアルは、アクセス数の向上にも繋がります。
時間やお金をかけて設置したホームページでも、アクセス数が少なければ当然効果も少ないもの。
せっかくなら多くの人にホームページを見てほしいですよね。
アクセス数を改善したいなら、「SEO対策」を意識したリニューアルを心がけましょう。
SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、簡単に言えば「検索結果の上位に表示されやすくするための施策」を指します。
具体的には、以下のような方法が挙げられます。
- サイト全体の設計見直し
- キーワードの選定
- ページのタイトルや説明文の最適化
一方で、SEOを意識せずにホームページをリニューアルしてしまうと、逆に検索順位が下がってしまうこともあります。
制作会社にリニューアルを依頼する場合は、SEO対策実施の有無まで確認しておくのがおすすめです。
ホームページを多くの人に見てもらいたいなら、リニューアルによるアクセス数向上を目指しましょう。
5:お問い合わせ数の増加が期待できる
ホームページをリニューアルすると、お問い合わせが増えることがあります。
もし、今お持ちのホームページからのお問い合わせが少ないなら、それは商品やサービスの魅力を十分にアピールできていないせいかも知れません。
掲載内容は同じでも、
- ページの構成
- キャッチコピーやテキスト
- 画像
などを見直すだけで読者に与える印象は大きく変わります。
ホームページのお問い合わせ率改善でよく実施されるのは、例えば以下のような施策です。
- サービスの紹介画像をターゲットに合わせたデザインに変更する
- 全ページにお問い合わせフォームへの導線を設置する
- 画面下に資料請求バナーを追従させる
実際、弊社でもホームページリニューアルではお問い合わせ率の向上に力を入れています。
簡単な施策1つでお問い合わせ率が2倍、3倍になることもあります。
お問い合わせ数の増加を目指すなら、ホームページのリニューアルは強力な一手になり得るのです。
6:セキュリティ対策を強化できる
ホームページのリニューアルは、セキュリティの向上にも繋がります。
企業にとって大事な情報を扱うことが多いホームページにおいて、セキュリティは何より重要。
しかし、最新のセキュリティ対策に対応していない古いホームページは、
- サーバーダウン
- 情報改ざん
- 個人情報流出
このような攻撃の対象になりやすいです。
「うちは攻撃の対象になるような有名企業じゃないし大丈夫でしょ」と油断されている企業様もいるかもしれません。
でも、中小企業を狙ったサイバー攻撃は、年々増加しています。
実際、2022年に経済産業省が九州地域の企業を対象に行なった調査によると、全体の2割以上が何らかのサイバー攻撃被害を受けた経験があると回答しています。
参考:中小企業のサイバーセキュリティ対策強化に向けて – 経済産業省 九州経済産業局
中には、自社のホームページがサイバー攻撃にあったことで、取引先の大企業にまで被害が広がってしまった事例もあります。
会社や顧客の大切な情報も守るためにも、ホームページのリニューアルでセキュリティを強化しましょう。
7:コスト削減に繋がる
ホームページのリニューアルは、長期的に見るとコスト削減に繋がる場合があります。
最新のシステムが導入されていない古いホームページでは、情報更新や細かな修正を外部に依頼していることも多いはず。
しかし、最新システムを導入すれば、素人でも簡単に更新可能なホームページを作ることもできるのです。
- テキストや画像の差し替え
- お知らせの新規投稿
- システムのアップデート
このような作業が発生するたびに依頼費用を払っていると、1回数千円の出費になりますよね。
更新作業を月額契約しているという場合も、年間のコストを考えると決して安く無いはずです。
実際、弊社でも「ホームページの管理コストをできるだけ抑えたい」という企業様には、WordPressというシステムを利用した更新しやすいサイト設計をご提案しています。
ホームページの維持費を削減したいなら、リニューアルで最新システムを導入し、自社でも更新可能なホームページを目指しましょう。
ホームページリニューアルのデメリット3つ
続いて、ホームページをリニューアルするデメリットを3つお伝えします。
ホームページのリニューアルには、メリットだけでなくデメリットも存在します。
「ホームページのリニューアルはメリットだらけ!」と謳っている制作会社もありますが、企業によってはメリットよりデメリットの方が大きいかも知れません。
デメリットを知らずにリニューアルを進めると、大きな損失を招く危険性もあります。
ホームページのリニューアルを検討している場合には、必ずデメリットも認識しておいてください。
- お金と時間がかかる
- 検索順位が下がる可能性がある
- 訪問数やお問い合わせ数が減る可能性がある
1:お金と時間がかかる
ホームページのリニューアルには、当然お金と時間がかかります。
企業にとっては、時間もお金も大事な資産。
無駄なコストはできるだけかけたくないですよね。
目安として、10ページ程度のホームページなら
- 制作会社に委託する:費用20〜100万円、時間5〜20h
- 自社内で完結させる:時間50〜200h
この程度のコストを見込んでおきましょう。
リニューアル費用について詳しく知りたいという方は、以下の記事を参考にしてください。
内部リンク:小規模ホームページリニューアル費用の相場【20ページの場合〇〇万円】
リニューアルにかけたコスト以上のリターンを得られるケースも多くありますが、必ず売り上げが上がるという訳ではありません。
ホームページのリニューアルは、得られる利益とかかるコストを比較しながら検討しましょう。
2:検索順位が下がる可能性がある
元々SEOに強いホームページをお持ちの場合、リニューアルによって検索順位が下がる可能性もあります。
これは、タイトルやコンテンツの内容が変わることで今までの評価が失われてしまうためです。
検索順位はホームページの訪問数に直結するため、リニューアル時には必ずSEO面を意識しましょう。
現在の検索順位を下げずにリニューアルしたい場合、
- 上位を取れているキーワードを洗い出しておく
- ページのタイトルや説明文を大きく変えない
- 必要なコンテンツは残しておく
といった対策が必要です。
SEO面に不安があるなら、SEO対策に特化した制作会社に依頼するのも一つの手。
リニューアルでアクセス数が下がらないよう、SEOを意識しながら改善を行いましょう。
3:訪問数やお問い合わせ数が減る可能性がある
ホームページのリニューアルで、訪問数やお問い合わせ数が減ってしまうこともあります。
ホームページを作る最大の目的は、企業やサービスの認知を広げ良い印象を持ってもらうこと。
しかし、見た目や機能だけにこだわってリニューアルを進めてしまうと、
- 訪問者が本当に得たい情報が抜け落ちてしまう
- デザインが凝りすぎて導線が分かりにくくなってしまう
- 機能を追加しすぎて動作が重くなってしまう
このような改悪を招いてしまうかも知れません。
リニューアルによる改悪を防ぐためには、現状の問題点分析やリニューアルの目的設定が何より重要です。
実際、弊社でもホームページリニューアルを進める際には、リニューアル前のサイト分析から着手します。
安易にリニューアルを進めると、訪問数やお問い合わせ数の減少に繋がる可能性があることを必ず認識しておいてください。認識しておいてください。
ホームページリニューアルのベストなタイミング5つ
ここからは、ホームページのリニュアルにベストなタイミングを5つ紹介します。
適切でないタイミングでリニューアルを進めてしまうと、得られるメリットが減りかけたコストが無駄になることがあります。
反対に、リニューアルすべきタイミングでホームページを放置してしまうのも会社にとって大きな損失になりかねません。
「ホームページをリニューアルすべきかな?」と迷ったら、その時がベストタイミングなことも多いです。
リニューアルすべきかの判断前に、リニューアルのベストタイミングについても頭に入れておきましょう。
- ホームページの情報やデザインを一新したい時
- 企業やサービスをリブランディングしたい時
- ホームページからの集客を増やしたい時
- セキュリティを強化したい時
- 手軽に更新できるようにしたい時
1:ホームページの情報やデザインを一新したい時
ホームページの情報やデザインを一新したいと思ったら、リニューアルのベストタイミングです。
前述の通り、情報の正確さやデザインの新しさは、企業の印象に直結します。
ホームページを古い情報やデザインのまま放置しておくと、競合他社に見込み客を奪われてしまうかも知れません。
あなたも、企業のホームページを訪れた時に長年情報が更新されていなかったら不審に思いますよね。
場合によっては「この企業、今も存在するのかな?」と、存在自体を疑われてしまうかもしれません。
せっかくホームページを訪れた見込み客を逃さないためにも、ホームページの情報やデザインが古くなってきたら、できるだけ早めにリニューアルを検討しましょう。
2:企業やサービスをリブランディングしたい時
企業やサービスをリブランディングしたいなら、ホームページのリニューアルが最適です。
多くの人が毎日インターネットを使用する現代では、ホームページが最も多く顧客の目に触れる媒体になっている企業も多いでしょう。
例えば、
- 企業理念で「革新的」と謳っているのにデザインが古い
- サービスのコンセプトが「日常的に楽しめる」なのに高級感のあるデザインになっている
こんなギャップを感じると、顧客が不信感を抱いてしまうかも知れません。
ホームページは企業やサービスの顔も同然。
リブランディングの際には、ホームページリニューアルも同時に検討してください。
3:ホームページからの集客を増やしたい時
ホームページからの集客が少ないことでお悩みなら、対策としてリニューアルを検討すべきです。
もちろんコンテンツの追加や一部ページの修正のみで集客効果が改善できる場合もあります。
しかし、以下のような原因で集客が少ない場合、ホームページ全体をリニューアルしなければ改善は見込めないかも知れません。
- SEO対策が不十分で検索順位が低い
- お問い合わせまでの導線が分かりにくい
- コンテンツが古すぎる
- ユーザーのニーズとコンセプトが合致していない
まずは現状の問題点を分析し、リニューアルの必要性を判断しましょう。
4:セキュリティを強化したい時
ホームページのセキュリティを強化したい場合、できるだけ早くリニューアルを進めるべきです。
重要な情報の改ざんや流出は、企業の信用に大きな悪影響を与えます。
そして、ホームページへの攻撃を防ぐセキュリティ強化には、事前の対策が最も重要です。
「わざわざ事前に対策しなくても、攻撃を受けてから対処すれば大丈夫じゃない?」って思われるかも知れません。
しかし、一度攻撃を受けたホームページは「セキュリティが弱い」と認知されてしまうため、その後も攻撃対象になり続けます。
最悪の場合、個人情報流出による損害賠償請求といった事態に繋がる恐れもあります。
ホームページを完全に乗っ取られてしまってからでは遅いのです。
ホームページのセキュリティ対策が不十分だと感じたら、早急にリニューアルを行いましょう。
5:手軽に更新できるようにしたい時
ホームページを手軽に更新したいと思ったら、リニューアルを検討しましょう。
特に、現在サイトの更新を外部に委託している場合は、できるだけ早くリニューアルを進めるべきです。
- 情報の修正
- 記事の更新
- お知らせの追加
これらの作業が社内で行えるようになれば、その分経費を抑えられるはず。
外部に依頼する手間もないので、手軽でスピーディーな更新が可能になります。
もちろん、現在のホームページの仕様によっては、リニューアルなしでも社内で更新できる場合もあります。
ただ、その場合でも最新のシステムにリニューアルすることで、作業がより簡単になるかもしれません。
弊社でも、社内での更新を行う可能性のある企業様には更新が容易なシステムの使用をご提案しています。
ホームページを自社で手軽に更新可能にしたいなら、その旨を制作会社に伝えてリニューアルに臨みましょう。
ホームページリニューアルの注意点5つ
最後に、ホームページリニューアルの注意点を5つ紹介します。
ここまで記事を読んで、ホームページをリニューアルする意思が固まった方もいるかも知れません。
しかし、リニューアルを成功させるためには当然気をつけなければならないポイントがあります。
注意点を知らずにリニューアルを進めると、希望のホームページに仕上がらないだけでなく、かえって悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。
これからお伝えする内容は、リニューアルを進める上で絶対に認識しておくべき注意点です。
ホームページリニューアルを決めた方はもちろん、まだ検討中の方も必ず目を通してください。
- 目的を明確にする
- 現状の問題点を分析する
- リニューアルのコストや期間を把握する
- サイトや読者への影響を確認する
- 適切な制作会社を選ぶ
1:目的を明確にする
ホームページのリニューアルで最も大事なのが、リニューアルの目的を明確にすることです。
目的のないリニューアルは、マラソンに例えるならゴールを知らずに走っているようなもの。
遠回りをして労力を無駄にするどころか、逆方向に走り出してしまい本来のゴールから遠ざかってしまう危険性もあります。
- アクセス数を改善したい
- 利便性を上げたい
- ブランドイメージを刷新したい
このように、「ホームページをリニューアルしたい」と思ったのには何か理由があるはず。
まずは、その目的を達成するために必要な作業を洗い出すところから始めましょう。
制作会社に作業を依頼する場合でも、必ずリニューアルの目的をヒアリングされるはずです。
ホームページのリニューアルを成功させたいなら、まずは目的を明確にしてください。。
2:現状の問題点を分析する
ホームページをリニューアルする目的を設定した後には、現状のホームページの問題点を分析する必要があります。
例えば、「集客数を改善したい」という目的でリニューアルするなら、現在のホームページで集客ができない原因を考えてみてください。
「集客が少ない」という悩みでも、サイトによって原因は様々です。
- 検索順位が低くそもそも訪問数が少ない
- 訪問者の行動に繋がる導線設計がされていない
- 訪問者のニーズとホームページの内容が一致していない
自社で問題点を分析するのが難しい場合は、ホームページの専門家である制作会社への相談も一つの手です。
制作会社によって得意な分野が異なるため、自社の課題にあったサービスを選定してください。
例えば弊社は「集客に強いホームページ制作会社」として、SEO対策やコンバージョン率に力を入れたホームページ制作を得意としています。
現状の問題点が把握できていれば、適切な制作会社選びは難しくないはず。
実際のリニューアル作業に入る前に現状の課題を洗い出し、リニューアルすべき要素やリニューアルの方向性を決定しましょう。
3:リニューアルのコストや期間を把握する
ホームページのリニューアルで後悔しないために、かかるコストや期間は事前に把握しておきましょう。
一口にリニューアルと言っても、元のホームページや目的によって作業の規模は様々。
大規模なリニューアルなら、100万円以上の費用や1年近くの期間がかかることもあります。
リニューアルによって目的を達成できたとしても、かかったコストが利益を上回るなら成功とは言えません。
リニューアル費用の相場を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
内部リンク:小規模ホームページリニューアル費用の相場【20ページの場合〇〇万円】
ただし、情報の刷新やセキュリティ強化など、利益の有無に関わらずリニューアルを実施しなければならない場合もあります。
- 目的達成によって得られる利益
- 問題の解決に必要なコスト
- リニューアルの必要性
これらの情報を事前に洗い出し、コストや期間に納得してからリニューアルに臨みましょう。
4:サイトや読者への影響を確認する
ホームページをリニューアルする際には、サイトや読者に与える影響を事前に確認しておく必要があります。
これらの影響を考慮せずにリニューアルを進めてしまうと、これまで運用してきたホームページ内の情報が失われたり、読者の不信感を招く可能性もあります。
リニューアル時には、以下の3つを必ず確認してください。
- ドメイン(URL)は引き継ぎ可能か
- サイトが一時的に閲覧できなくなる可能性はあるか
- 画像やテキストの引き継ぎは可能か
ドメイン(URL)は引き継ぎ可能か
ホームページのリニューアル後もドメイン(URL)が引き続き使用できるかは、必ず確認しましょう。
ホームページを家に例えると、ドメインは「住所」です。
ドメインが変わってしまうと、これまでホームページを訪れていた人がアクセスできなくなってしまうかも知れません。
ほとんどの場合、ドメインはホームページを管理している企業の所有物となっています。
その場合はホームページリニューアル後も同じドメインを引き継げるため問題ありません。
ただし、ホームページ開設時に使用した制作会との契約によっては、ホームページのURLが引き継げないこともあります。
また、以前のドメインが引き継げない場合は一緒に取得した独自メールアドレスも使用できなくなるかも知れません。
現在のドメインを引き続き使用できるかは、リニューアルの契約前に必ず確認しておきましょう。
サイトが一時的に閲覧できなくなる可能性はあるか
ホームページのリニューアルでは、サイトが一時的に閲覧できなくなることもあるため、事前に確認をしておいた方が良いでしょう。
事前の予告なく長期間ホームページが閲覧できなくなると、訪問者に不信感を与えてしまう可能性があります。
常に閲覧可能なまま作業を進められるのがベストですが、リニューアルの内容によってはどうしても閲覧できない期間が発生してしまいます。
ただ、ホームページが閲覧できなくなることが事前に分かっていれば、
- 訪問者が少ない時間帯に更新作業を進める
- 事前にホームページ上で告知しておく
このような対策により、訪問者への影響を軽減できますよね。
できればリニューアルを進める前に、閲覧できない期間が発生しないか確認しておきましょう。
画像やテキストの引き継ぎは可能か
ホームページのリニューアルでは、現在使用している画像やテキストがリニューアル後も使用できるかの確認が必要です。
ホームページに使用されている画像やテキストの著作権が管理者側にあるか、制作会社側にあるかは契約によって異なります。
特に、過去に制作会社が原稿作成や画像の撮影を行った場合は、制作会社側に著作権があることも多いです。
過去に契約した制作会社によっては、テキストや画像を引き続き使用できなくなることもあるため、あらかじめ著作権の所在を確認しておきましょう。
5:適切な制作会社を選ぶ
ホームページをリニューアルするなら、依頼する制作会社は慎重に選びましょう。
いくらホームページのリニューアルにコストをかけても、悪質な企業に制作を任せてしまうと、
- 作業内容に見合わない高額な料金をとられる
- 必要な機能や条件を満たしていない状態で納品される
- 想定していたホームページと大幅に異なるデザインに仕上がる
このようなトラブルに見舞われる可能性もあります。
制作会社選びでは、以下の点に注意してください。
- 見積価格は適切か?
- リニューアルの目的を達成できそうな提案内容か?
- 問題点の分析をしてもらえるか?
- デザインや機能実装のスキルは十分か?
- 信頼できる実績はあるか?
もちろん、複数の制作会社に相談や見積もり依頼をしてもOKです。
一度制作を進めるとキャンセルはできないことが多いため、必ずスキル感や見積額に納得した上で委託先を選びましょう。
まとめ
最後に本記事の内容をまとめます。
- 最新情報を反映できる
- 企業のイメージアップに繋がる
- 読者の利便性が上がる
- アクセス数の向上が見込める
- お問い合わせ数の増加が期待できる
- セキュリティ対策を強化できる
- コスト削減に繋がる
- お金と時間がかかる
- 検索順位が下がる可能性がある
- 訪問数やお問い合わせ数が減る可能性がある
- ホームページの情報やデザインを一新したい時
- 企業やサービスをリブランディングしたい時
- ホームページからの集客を増やしたい時
- セキュリティを強化したい時
- 手軽に更新できるようにしたい時
以上のメリットデメリットを比較し、タイミングが適切か検討した上でホームページをリニューアルすべきか判断しましょう。
実際にホームページをリニューアルする際には、必ず以下の点に注意してくださいね。
- 目的を明確にする
- 現状の問題点を分析する
- リニューアルのコストや期間を把握する
- サイトや読者への影響を確認する
- 適切な制作会社を選ぶ
ホームページをリニューアルする目的や得られるメリットは企業やサービスによって様々です。
現在のホームページの問題点をしっかり分析してリニューアルに臨みましょう。
もしホームページのリニューアルを依頼する制作会社にお悩みであれば、ぜひ私たちNorthWingにご相談ください。
ご要望を丁寧にヒアリングや現状の問題点を分析を行い、適切な改善策をご提案させていただきます。