ホームページを長年運用していると、いずれリニューアルを検討すべきタイミングがやってきます。
この記事をご覧になっているあなたも、自社のホームページをリニューアルすべきかの情報を探すうちにここへ辿り着いたのかもしれません。
中には、すでにホームページ制作会社から「貴社のホームページ、そろそろリニューアルした方が良いですよ」と営業を受けている方もいるでしょう。
そこで今回は、
- ホームページのリニューアルって本当に必要?
- リニューアルするとどんな効果があるの?
- うちのホームページもリニューアルしなきゃダメ?
と疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事を書きました。
本記事を読めば、ホームページリニューアルで得られる効果や注意点がわかります。
また、リニューアルが必要ないサイトの特徴もまとめているので、自社のホームページをリニューアルすべきかの判断ができます。
この記事を執筆してる私は、WEB制作歴5年の現役WEBディレクターです。
これまで数十件のホームページリニューアルに携わり、集客効果の改善・求人応募数の増加・リブランディングといった目標を達成してきました。
「正直、リニューアルの必要性が感じられない」
「ホームページを作り変えたくらいで売り上げに繋がるとは思えない」
こんな疑問を抱えている方はたくさんいます。
もしあなたがホームページリニューアルに後ろ向きな感情をお持ちなら、ぜひこの記事を最後まで読んだうえで、する・しないを判断してください。
ホームページをリニューアルして得られる効果5つ
まずはホームページをリニューアルして得られる効果を厳選して5つお伝えします。
つまり、これを読めばリニューアルの主なメリットがわかります。
それぞれ詳しく解説していくので、必ず確認してください。
- ブランドイメージが上がる
- SEO対策によるアクセス数改善が期待できる
- ユーザビリティ改善によるお問い合わせ数増加が期待できる
- サイト内の情報を整理できる
- 運用コストを削減できる
1:ブランドイメージが上がる
ホームページリニューアルは、ブランドイメージの向上に繋がります。
あなたの会社をよく知らない人にとっては、ホームページのデザインが企業そのもののイメージに直結するからです。
言うなれば、ホームページは企業の玄関口。
いつまでもサイトをリニューアルせず放置し続けたせいで、
「このホームページ、なんか古そうだな…。」
「サイトの更新まで手が回らないのかな…?」
という印象を持たれてしまったらもったいないですよね。
このような機会損失を避けるために、毎年とは言わないまでも、5年に一度はデザインをリニューアルしておきたいところです。
「うちのホームページも古くなってきたかも…」と感じ始めたら、そろそろリニューアルを検討しましょう。
2:SEO対策によるアクセス数改善が期待できる
ホームページをリニューアルすると、サイトへの訪問者が増える可能性があります。
そもそも、ほとんどのWEBサイトでは、ユーザーの大半がGoogleやYahoo等の検索エンジン経由でアクセスしています。
つまり、検索エンジンでの順位をあげること = SEO対策 がアクセス数改善の最短ルートなのです。
リニューアルでは
- サイトの構成が整理される
- 情報量が増える
- 最新のシステムに対応する
といった要因から、検索順位が大きく向上することがあります。
実際、弊社は集客に強いホームページ制作会社として、リニューアルのご提案には必ずSEO改善策を盛り込んでいます。
検索数が多くライバルの少ないキーワードを選定し、検索エンジンに評価されやすいサイト設計を心がければ、アクセス数は高い確率で向上します。
ホームページのアクセス数を改善したいなら、SEO向上のためのリニューアルも視野に入れておきましょう。
3:ユーザビリティ改善によるお問い合わせ数増加が期待できる
ホームページをリニューアルすると、ホームページの見た目や機能が現代に即したものになり、使いやすさが向上します。
その結果、訪問者がストレスを感じにくくなり、サイトに長く止まることでお問い合わせ数の増加が期待できるのです。
そもそも、ホームページは集客ツールであり、お問い合わせや購買を促すために存在します。
ホームページからのお問い合わせがほとんどない状態なら、ホームページ本来の役割を果たしていないも同然です。
売り上げにつながるホームページへとリニューアルしたいなら、「使いやすさ」や「分かりやすさ」を意識した改善を行いましょう。
弊社では、SEO改善とともにお問い合わせの増加を叶えるため、ユーザー目線でのサイト設計やデザインにこだわってリニューアルを進めていきます。
実際、弊社でのホームページリニューアルにより、採用関連の問い合わせが月10件以上増加したという企業様も存在します。
ホームページリニューアルでユーザビリティを向上させると、結果として売り上げやコスト削減にも繋がるのです。
「そういえばホームページからのお問い合わせって全然来てないなぁ」と感じているなら、そろそろリニューアルを検討すべきかもしれません。
4:サイト内の情報を整理できる
ホームページの情報が古いままになっていたり、情報量が多すぎて乱雑になっているなら、リニューアルで情報を一括整理できます。
ホームページは、
- 自社の情報のみを掲載できる
- 古い情報でも埋もれにくい
というメリットがある反面、情報が古すぎたり多すぎたりすると、不信感を持たれてしまうこともあります。
例えば、たまたま訪れたホームページの更新が5年前からストップしていたら、
「この会社って現存してるのかな…?」
「この商品、今の値段と全然違くない…?」
「ホームページの管理に手が回らないほど人手不足なのかな…?」
と不安に思ってしまいますよね。
読者に不信感を抱かせるようなホームページは、もはや逆効果。
リニューアルを機に情報を整理したり、最新情報を掲載するだけでも、ユーザーの不安は解消できます。
ホームページに載せている情報が古くなっていたり、量が増えすぎているなら、リニューアルによる情報の刷新を行いましょう。
5:運用コストを削減できる
現在ホームページ更新を外注しているなら、自社で更新できるようリニューアルを行えば、運用コスト削減にも繋がります。
特に、頻度の高い「お知らせ」や「ブログ」などの記事更新を外注しているなら、自社で対応できないような修正のみを都度外注する方法に切り替えることでコストを大幅に減らせるかもしれません。
例えば、運用費に月2万円を払っていた企業が、リニューアル後に1回5千円の都度対応を年4回依頼するだけで良くなったら、年間でかかる費用はそれぞれ以下の通り。
<リニューアル前>
2万円/月 * 12ヶ月 = 24万円
5千円/回 * 4回 = 2万円
24万円 – 2万円 = 22万円 で、年間22万円のコスト削減になります。
とはいえ、自社で更新する場合も社員の時間を割かなければならないので、結局は
①自社で更新する場合
②更新作業を外注する場合
この2つの費用対効果を比較検討する必要があります。
ホームページの運用コストを抑えたいなら、リニューアルによる自社更新への切り替えも一つの手として考えてください。
ホームページをリニューアルする必要性のないサイト
ここまでホームページリニューアルで得られる効果を解説してきましたが、逆に言えば、以下の条件を全て満たしているホームページならリニューアルの必要はありません。
- デザインが新しくブランドイメージに合っている
- 月数千件以上のアクセスがある
- 月数十件以上のお問い合わせがある
- 情報が整理できている
- 運用コストに対する不満がない
ホームページリニューアルには、当然ながら相応のコストがかかります。
リニューアルで何の効果も得られなかったら、かけたお金と時間をドブに捨てるようなものです。
ホームページリニューアルは、
- デザインが古くブランドイメージにそぐわない
- アクセス数が少ない
- お問い合わせが少ない
- 情報が古く煩雑になっている
- 運用コストを削減したい
この5つのうちどれか1つでも該当する場合のみ検討してください。
ホームページをリニューアルするデメリット3つ
ここまで読んでいただいた方の中には、
「リニューアルすることで得られる効果は分かったけど、逆にデメリットはないの?」
と思われている方もいるかもしれません。
ホームページのリニューアルには様々な効果がありますが、当然デメリットも存在します。
そこで、ここからはホームページリニューアルのデメリットを3つ解説していきます。
リニューアルの実施を判断する上で知っておくべき内容なので、必ず確認してください。
- お金がかかる
- 時間がかかる
- 検索順位が下がる可能性もある
1:お金がかかる
ホームページのリニューアルは、当然それなりのお金がかかります。
特に、サイトの構成やデザインを丸々変更する場合、新規制作時と同等の費用がかかると思っておいてください。
費用はホームページの規模や依頼先によっても変わりますが、目安として以下の費用を見込んでおきましょう。
- 〜5P程度の小規模なホームページ:10〜50万円
- 5〜30P程度の中規模なホームページ:50〜100万円
- 30Pを超える大規模なホームページ:100〜300万円
なお、リニューアル費用については以下の記事で詳しく解説しています。

「ホームページリニューアルで売り上げを改善するつもりが、かえって会社の財政を圧迫してしまった」ということが無いよう、予算感を認識した上でリニューアルに臨みましょう。
2:時間がかかる
ホームページのリニューアルでは、相応の時間がかかることもデメリットの一つです。
リニューアル作業は、
- ヒアリング
- 要件定義
- デザイン制作
- サイト構築
- テスト
など、様々な工程を経て進んでいきます。
「1ヶ月あれば終わるだろう」という認識の方もよく見かけますが、実際にはおおよそ以下のような期間が必要です。
- 〜5P程度の小規模なホームページ:1〜2ヶ月
- 5〜30P程度の中規模なホームページ:2〜6ヶ月
- 30Pを超える大規模なホームページ:6ヶ月〜1年
小規模なサイトであっても、実装する機能やデザインによっては半年以上の期間かかる可能性があります。
急ぎの対応には別途料金がかかることも多いため、ホームページリニューアルはスケジュールに余裕をもって実施しましょう。
3:検索順位が下がる可能性もある
ホームページのリニューアル内容によっては、リニューアル前より検索順位が下がってしまう可能性もあります。
検索順位が下がってしまうのは、例えば以下のような場合。
- 旧ページの評価が新ページに引き継がれていない
- 検索順位を支えていたページを削除してしまった
- コンテンツの内容が変更になり、旧ページより質の悪いものになってしまった
アクセス数やお問い合わせ数を増やすためにリニューアルしたのに、かえって検索順位が下がってしまっては元も子もありませんよね。
リニューアルが逆効果にならないよう、
- 現在の検索順位はどのくらいか
- URLが変更されるページはあるか
- 情報やページを削除しても問題がないか
といった内容をしっかり把握した上でリニューアルを行いましょう。
ホームページリニューアルの進め方9ステップ
実際のリニューアルは、以下のような流れで進んでいきます。
- 目的を明確にする
- 現状分析
- 競合サイト分析
- 要件定義
- デザイン
- サイト構築
- テスト
- 公開
- 運用
詳しくは以下の記事で解説しているので、リニューアルに臨む前に一度確認しておいてください。

ホームページをリニューアルする際の注意点3つ
「リニューアルの手順も分かったし、あとは準備して進めるだけだ!」
と思っているそこのあなた、ちょっと待ってください。
ホームページリニューアルには、3つの注意点があります。
この3つを意識せずに、リニューアルを進めてしまうと、
- 十分な効果が得られなかった
- イメージしていたデザインと違った
- 予算がオーバーした
といったトラブルにも繋がりかねません。
リニューアルを進める前に、必ずこれらの注意点を認識しておいてください。
- 目的が曖昧なまま進めない
- 適切な制作会社を選ぶ
- リニューアルの効果を計測する
1:目的が曖昧なまま進めない
ホームページリニューアルは、目的が曖昧なまま進めないよう注意してください。
そもそも、ホームページのリニューアルを成功させるために最も大切なのが、目的の設定です。
「サイトが古くなってきた気がするし新しくしようかな」
「なんとなくデザインを変えたいな」
という曖昧な理由でリニューアルを進めても、かけたコストに見合う効果は得られません。
また、当初の目的が曖昧なせいで要望がコロコロ変わってしまうと、追加の費用や工数が発生する可能性もあります。
「自店舗の存在をもっと色んな人に知って欲しい」
「ブランドイメージ刷新に合わせてデザインを変えたい」
など、リニューアルで得たい効果を具体的にした上で作業に臨みましょう。
2:適切な制作会社を選ぶ
リニューアルを成功させるには、適切な制作会社を選ぶことも重要です。
Web制作会社は日本国内だけでもおよそ2万社あると言われており、得意分野や強みは会社によって様々です。
例えば、ブランディング目的でホームページをリニューアルするなら、ブランドイメージに近いデザインの制作実績がある会社を選ぶべきですよね。
この時、もしコスパだけを重視して制作会社を選んでしまったら、要望通りのデザインを再現できないかもしれません。
多くの制作会社では、ホームページに過去の制作実績を掲載しています。
- アクセス数を改善したいなら集客が得意な会社
- 専門的なサイトを作りたいなら業界知識が豊富な会社
というように、各制作会社の強みや得意分野を把握したうえで依頼先を検討しましょう。
3:リニューアルの効果を計測する
ホームページをリニューアルするなら、必ずアクセス数やお問い合わせ数を計測してください。
そもそも、リニューアル前後の数値を見比べなければ、その効果を判断できません。
リニューアルが成功したのか、どの程度効果があったのかが分かれば、今後の運用方針も自ずと決まってきます。
例えば、一度のリニューアルで期待した効果を得られたならそのまま運用フェーズに進んでも良いですが、そうでないなら他の改善点を探す必要がありますよね。
「アクセス数やお問い合わせ率の計測って、初心者には難しそう…」
と思われるかもしれませんが、専用ツールを利用すれば誰でも計測が可能です。
例えば、「Googleアナリティクス」というツールを使えばサイトを訪れた人の年齢層・性別・居住地などが、
また、「Googleサーチコンソール」というツールなら、検索キーワードごとのアクセス数や検索順位がわかります。
事前に上記のような計測ツールを導入し、現状のアクセス数や顧客層を理解した上でリニューアルに臨めば、実際の効果が目に見える形で判断できるのです。
リニューアル後の運用方針を立てる上で、アクセス数やお問い合わせ数の把握は欠かせません。
もし現状のホームページでアクセス解析を行っていないなら、今からでも計測ツールを導入しましょう。
また、制作会社によってはプラン内にアクセス解析まで含まれていることもあるため、もし自社での対応に不安があるなら、依頼前に対応範囲を確認してみてください。
まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
自社のホームページをリニューアルすべきかどうかは、以下の3つの項目を元に検討してください。
- ブランドイメージが上がる
- SEO対策によるアクセス数改善が期待できる
- ユーザビリティ改善によるお問い合わせ数増加が期待できる
- サイト内の情報を整理できる
- 運用コストを削減できる
- デザインが新しくブランドイメージに合っている
- 月数千件以上のアクセスがある
- 月数十件以上のお問い合わせがある
- 情報が整理できている
- 運用コストに対する不満がない
- お金がかかる
- 時間がかかる
- 検索順位が下がる可能性もある
実際にホームページをリニューアルする際には、以下のようなステップで進めていくと良いでしょう。
- 目的を明確にする
- 現状分析
- 競合サイト分析
- 要件定義
- デザイン
- サイト構築
- テスト
- 公開
- 運用
また、以下の注意点を意識しておくことで、リニューアルの失敗率を大きく下げることができます。
- 目的が曖昧なまま進めない
- 適切な制作会社を選ぶ
- リニューアルの効果を計測する
もしあなたが
「リニューアルするべきかどうか分からない」
「自社のホームページの場合はどうしたら良いのか」
といったお悩みをお持ちなら、ぜひ弊社の無料カウンセリングにお越しください。
制作経験豊富な専門スタッフが、現状のホームページを分析し、最適なリニューアル案を提示させていただきます。