制作会社としてホームページの制作やリニューアルをお任せいただく中で、
「正直ホームページを作る意味が分かってなくて…」
「今のホームページ、作ったはいいけど全然活用できてないんだよね…」
というお悩みを耳にすることがあります。
特に、これまでホームページを持たずに業務を行なってきた方には、ホームページを持つメリットを実感しにくいかもしれません。
確かに、ホームページがあるだけで売り上げが上がるわけではないし、他のツールをホームページ代わりに使うこともできます。
でも、中にはホームページを持たないことで知らず知らず損をしている企業も見受けられます。
そこで今回は、
- ホームページって意味あるの?
- SNSがホームページ代わりじゃだめなの?
- ホームページのメリット、デメリットって何?
と疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事を書きました。
本記事を読めば、ホームページの必要性やメリットデメリットが理解でき、自社にホームページが必要かどうかを判断できます。
ホームページを作るべきか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ホームページが必要な理由3つ
まずは、ホームページの必要性について解説していきます。
ホームページで実際にどんな効果が得られるかは、企業の置かれている状況によりますが、大きな理由としては以下の3つになるでしょう。
- 名刺代わりになるから
- 会社や商品のイメージアップに繋がるから
- 問い合わせ窓口が増えるから
これだけではあまりピンとこない方も多いと思いますので、それぞれ詳しく解説していきます。
1:名刺代わりになるから
ホームページがあることで「実在する会社である」という証明になり、信頼獲得に役立ちます。
あなたも、商品やサービスを購入する際に、販売元の企業名を検索したことはありませんか?
アライドアーキテクツ株式会社が2022年に実施した購買行動調査では、46.6%のユーザーが商品・サービスの購入前やお店・施設への来店前に検索エンジンで情報を集めると回答しています。

会社の名前を検索した際にホームページが見当たらなかったら、「本当にこの会社存在するの?」と不安に思いますよね。
つまり、ホームページがないだけで半数ものユーザーに不信感を持たれてしまう可能性があるのです。
実際、金融機関での法人口座開設や融資の審査でもホームページの有無を確認されることがあります。
特に、設立したばかりで認知度の低い企業が信頼を獲得するには、ホームページは必須と言えるでしょう。
2:企業イメージのアップに繋がるから
ホームページのデザインやコンテンツは企業イメージにも影響します。
質の高いデザインや情報発信を心掛けて運営すれば、大企業レベルの企業イメージを持ってもらえる可能性もあります。
本来、ブランドイメージ向上には、調査・戦略の立案・広告・口コミ収集といった様々な取り組みが必要なもの。
実際に取り組むとなると時間がかかるし、様々な専門知識が必要ですよね。
でも、多くの人が気軽にアクセスできるホームページなら、これらを一度の作業で解決できます。
ユーザーの目に触れる機会も多いので、認知度向上にも貢献するでしょう。
ただし、ホームページの情報が古すぎたり素人感のあるデザインだったりすると、悪いイメージを持たれてしまう可能性もゼロではありません。
気軽に企業イメージをアップさせたいなら、まずはホームページを活用してみてください。
3:問い合わせ窓口が増えるから
ホームページがあると、お客さんからの問い合わせ窓口が増え、ビジネスチャンスが広がります。
現代では、多くの人がお店や会社を探すときにインターネットを使いますよね。
実際、総務省の「令和5年版 情報通信白書」によると、日本人の約85%がインターネットを利用しているそうです。

ホームページにお問い合わせフォームを設置しておけば、インターネット経由でお店や商品を知った人を、気軽にお問い合わせへと誘導できます。
利用者が多い分、多くの人の目に留まるお問い合わせ窓口になり得るのです。
さらに、ホームページ上にお問い合わせ窓口を設置すると、以下のようなメリットも享受できます。
- 24時間対応365日受け付けられる
- 電話、メール、フォーム、SNSなど様々な窓口を設置できる
- 料金、場所、営業時間などのよくある問い合わせに対してあらかじめ情報提供できる
ホームページは24時間働き続ける営業マン。
お店や会社の情報をインターネット上で公開しておくことで、あなたが寝ている間や本業で忙しい時間帯にもお客様から問い合わせが入る環境を作ることができるのです。
インターネット経由での集客がしたいなら、まずはホームページを用意するところから始めてみましょう。
ホームページがなくてもいいケース
ここまでホームページの必要性を解説してきましたが、逆に言えば、以下のような場合はホームページがなくても良いということになります。
- ホームページからの集客を考えていない
- SNS運用でうまく集客できている
- 事業が既存顧客で回っている
- 口コミや紹介で仕事が絶えない
例えば、地域密着型のお店や高齢者向けのサービスなどを営んでおりチラシや紹介で十分集客ができているならホームページは必要ありませんよね。
また、ホームページがなくてもSNSで集客がうまくいっているなら、わざわざ窓口を増やさなくても良いでしょう。
簡単に言えば、「既に仕事に困らないくらい集客できていて、それ以上増やす必要がない」という場合、ホームページを作る意味はないということです。
ホームページを作るメリット5つ
ホームページの効果は、単に問題を解決するだけに止まりません。
会社やサービスの置かれている状況や立場によっては、それ以上の恩恵を受けられる可能性があります。
そこで、今回はさらにホームページを作る5つのメリットを解説していきます。
- 社会的な信用力が上がる
- 見込み客の集客に繋がる
- 求める人材を獲得できる
- 24時間営業できる
- 最新情報を発信できる
1:社会的な信用力が上がる
ホームページを持つことで、企業やお店の信頼性が大きく向上します。
現代社会では、多くの人が何かを調べるときにまずインターネット検索をしますよね。
実際にあなたも、普段買い物やサービスを受ける際にスマホやPCで情報を探したことがあるはず。
そんな時に、商品販売元やサービス運営会社のホームページが存在しなかったら、「本当に実在する会社なの?」と疑問に思ってしまいませんか?
ホームページがあれば、実在する会社であることが伝わるだけでなく、以下のような情報でも信頼を獲得できます。
- 会社の歴史や実績
- お客様の声や導入事例
- プライバシーポリシーや特定商取引法の表記
社会的信用は一朝一夕では築けませんが、質の高いホームページは信頼獲得の大きな一歩になるのです。
2:見込み客の集客に繋がる
ホームページは24時間働く営業マンのようなもので、新しい顧客を集める重要なツールです。
自社のサービスや商品に関連するキーワードで検索した際に、ホームページが上位に表示されれば、興味を持った見込み客があなたのビジネスを見つけてくれます。
実際、SEOの知恵袋(運営会社:株式会社NEXER)が2023年に行った調査によると、飲食店を探す際にネット検索を利用する人は約75%にのぼります。

あなたも、旅行先や出張先で飲食店を探す際に
「新宿 ディナー おすすめ」
「軽井沢 パスタ 安い」
といったキーワードで検索したことはありませんか?
その際、検索上位に特定のお店のホームページが表示されたら、「このお店にしようかな」って思いますよね。
これはもちろん飲食店に限りません。
あなたの会社が営むビジネスにも、情報を求めてインターネットを彷徨っている、まだ見ぬお客様がいるはず。
ホームページは、そんな見込み客に自社や商品を認知してもらい、新たな顧客になってもらうための足がかりになるのです。
3:求める人材を獲得できる
ホームページの存在は、求人の応募数や応募者の質にも影響します。
なぜなら、求職者の約9割が応募先企業のホームページを確認するから。

ホームページには、
- 会社概要
- 理念やミッション
- 事業内容
- 最新情報
- 会社や従業員の画像
などなど、様々な情報が掲載されていますよね。
だからこそ、求職者は求人サイトに載せきれない情報を収集するためにホームページを活用するのです。
社風や事業の内容が具体的にイメージできれば、求人の応募数増加も見込めるでしょう。
また、自社が求める人物像や入社後のキャリアイメージを掲載しておけば、自社にあった応募者を確保しやすくなります。
ホームページは、人材確保の効率アップにも有効なのです。
4:24時間営業できる
ホームページを持っていると、インターネットを通じて24時間365日営業できます。
ホームページには自社の商品やサービス内容、自社の理念など様々な企業情報を掲載できる上、顧客のペースでいつでもどこでも閲覧できますよね。
例えばテレアポ営業なら、
- 営業先企業のリストを作る
- 1件ずつ架電する
- 必要に応じて追加の架電や訪問を行う
- 営業先リストの情報を更新する
このように様々な工程が必要です。
当然営業数を増やせば増やすほど作業時間も増えるし、毎度こちらからアクションしなければ成果が発生しません。
その反面、ホームページなら、一度開設してしまえば定期的な運用管理のみで継続的な営業ができます。
また、全世界に情報を発信できるため、営業地域の拡大にも繋がります。
ホームページの制作には相応の初期費用がかかりますが、その後に削減できる人件費を考えれば、かえってコストを抑えられる可能性もあるのです。
5:最新情報を発信できる
ホームページがあれば、会社やサービスに関するお知らせを簡単に発信できます。
例えば、
- 夏季休暇
- セール開催
- サービス改定
といった最新情報を、毎回電話やメールで顧客に伝えるのは大変ですよね。
こんな時にホームページを持っていると、お知らせ記事を一度投稿するだけで顧客への周知が完了する上、後から情報を修正することも容易になります。
また、
- 業界の最新情報
- 商品に関するお役立ち情報
などを発信することで、新たな顧客の発掘に繋がることもあります。
ホームページは、顧客や取引先への情報発信にかかる手間を削減したい場合にも有効なのです。
ホームページを作るデメリット3つ
これまでホームページを作るメリットを見てきましたが、当然デメリットもあります。
- 時間がかかる
- 費用がかかる
- 運用や管理が必要になる
ホームページを制作する前にデメリットを認知してしないと、
「思ったよりコストがかかって経営に影響がでた…」
「せっかく作ったホームページを全然活用できない…」
という事態に繋がりかねません。
これから各デメリットについて詳しく解説していくので、しっかり最後まで読んだ上でホームページ制作を検討してください。
1:時間がかかる
ホームページを1から制作するとなると、当然時間がかかります。
最近では「素人でも簡単にホームページが作れる」という謳い文句のツールが増えているため、1日あればホームページが完成するとお思いの方もいるかもしれません。
確かに、ただ形だけのホームページを持つだけなら、1日で完成させることもできるでしょう。
ですが、考えてみてください。
自社の名刺や看板となる大切なホームページを、こだわりなく簡易的に仕上げてしまって本当によいのでしょうか?
素人感丸出しで情報量も少ないホームページを作ったところで、本当に信頼や集客に繋がるでしょうか?
ホームページの恩恵を最大限受けるには、
- 量や質を伴った情報の掲載
- 会社のイメージが伝わるデザイン
- ストレスを感じない使いごこち
このように、細部までこだわりを持ったサイト作りが欠かせません。
原稿やデザインまで自力で1から作るとなると、それなりの時間がかかることは想像に容易いと思います。
集客やイメージアップを目指してホームページを作るなら、完成までに少なくとも1ヶ月程度はかかることを認識しておいてください。
2:費用がかかる
ホームページの制作や運用には、時間だけでなく費用もかかります。
例えば、制作を専門業者に依頼する場合の制作費目安は以下の通りです。
- 10ページ程度の簡易的なホームページ:20〜50万円
- 20ページ程度のデザインや機能にもこだわったホームページ:50〜100万円
- 30ページ以上の集客やブランディングまで叶えるホームページ:100万円以上
なお、費用の内訳は以下の記事で詳しく解説しています。

「でも、無料でホームページを作れるって聞いたことがあるんだけど…」
と思われた方もいるかもしれません。
確かに無料でホームページを制作できるツールもあります。
しかし、当然ながら無料ツールであっても一部機能の利用にお金がかかることはありますし、プロに制作を依頼した場合に比べてどうしてもクオリティが低くなってしまいます。
価値あるホームページ制作には、それなりの費用がかかることをあらかじめ認識しておいてください。
3:運用や管理が必要になる
ホームページは作って終わりではありません。
むしろ、作ってからがスタートです。
ホームページを集客やブランディングに役立てたいなら、
- 定期的な情報更新
- 不具合が起こった際の迅速な対応
- システムの更新
- SEO対策
といった運用や管理が必要になるのです。
作った後に明らかに放置されているようなホームページでは、逆にユーザーを不安にさせてしまう可能性もあります。
せっかく作ったホームページを無駄にしないために、ホームページ制作前に社内に運用担当者をたてるか、制作会社に運用代行を依頼しましょう。
まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
ホームページが必要な理由は、以下の3つです。
- 名刺代わりになるから
- 会社や商品のイメージアップに繋がるから
- 問い合わせ窓口が増えるから
ただし、全ての企業で必ずホームページが必要なわけではありません。
特に以下のような場合、わざわざホームページを作る必要はないでしょう。
- ホームページからの集客を考えていない
- SNS運用でうまく集客できている
- 事業が既存顧客で回っている
- 口コミや紹介で仕事が絶えない
ホームページを作るメリットとしては、以下の5つがあげられます。
- 社会的な信用力が上がる
- 見込み客の集客に繋がる
- 求める人材を獲得できる
- 24時間営業できる
- 最新情報を発信できる
反対に、デメリットは以下の通りです。
- 時間がかかる
- 費用がかかる
- 運用や管理が必要になる
メリットデメリットを比較し、自社にとってホームページが必要かどうかを判断してください。
「自社にとってホームページがどのくらい必要なのか専門家に聞いてみたい」
「実際ホームページを作るとしたら何から始めればいいの?」
とお思いの方へ。
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